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オーストリア

これは知っておきたい!オーストリアでやってはいけないこと&やっていいこと(挨拶のことば編)

以前の「これは知っておきたい!オーストリアのやってはいけないこと&やっていいこと(初対面&キス編)」で、初対面の挨拶についてご紹介しました。
 
今回は、オーストリア特有の挨拶の言葉やふとした言葉についてご紹介します。ドイツのドイツ語と異なる部分がありますので、オーストリアローカルなルールをぜひこの機会に知ってみてください。
 
●敬語とタメ口
 
ドイツ語は、フランス語のように二種類のYouを指す単語があり、Du(ドゥ)がタメ口、Sie(ジー)が敬語の間柄を示します。
 
基本的に友人同士や学生同士、家族間はDuを使用しますが、ビジネスの間柄や教授と学生間、初対面の相手、お店の人などあまりよく知らない人にはSieを使用することが多いようです。
 
また、Sieで呼ぶ相手にはHerr/Frau(Mr/Mrs)名字で呼びかけ、Duの相手にはファーストネームを使用します。
 
DuやSieの使い分けは迷うこともあります。日本語の敬語と異なり、目上の人が「Duで呼んでいいよ」と切り出すと、お互いタメ口の関係に移行するのがルールです。
 
●挨拶の言葉
 
ドイツ語で「こんにちは」は「グーテンターク」と習いますが、実はオーストリアではほとんど使われていません。オーストリアのドイツ語では、「こんにちは」はGruess Gott「グリュースゴット」一択ですので、オーストリア人に挨拶する時には気を付けましょう。
 
このGruess Gottという挨拶は、「神があなたに挨拶しますように」といった意味合いで、カトリックの国オーストリアらしいと言えるでしょう。
 
「こんばんは」(Guten Abend)、「おやすみなさい」(Gute Nacht)はドイツのドイツ語と同じです。
 
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オーストリア特有の挨拶「グリュース・ゴット」の壁かけ
 
また、親しい仲ですと、オーストリア特有のゼアヴスServusと言う表現が好んで使われます。このServusは英語のServiceと同じ語源で、「あなたにお仕えします」といった意味が元々あったと言われています。
 
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レストランの入り口にServusの看板がかかっていると、フレンドリーでオーストリアらしい印象を与えます。
 
ハローHalloは英語と違って、親しい間柄限定ですので、目上の人には使いませんが、友達同士ではよく使う便利な表現です。
 
●別れの挨拶
 
「さようなら」は、ドイツのドイツ語と同じで、アウフ・ヴィーダーゼーンAuf Wiedersehenと言いますが、オーストリアの表現でアウフ・ヴィーダーシャウエンAuf Wiederschauenも同じくらいよく使います。どちらも「次に会う時まで」といった意味合いです。
 
また、親しい仲の場合は、チュースTschuss!、ゼアヴスServus!、チャオCiao!、ババー!Baba-!、プフィアティPfiati!(Pfiert euchの略称で、英語のTake care!)などの表現が使われます。ドイツのドイツ語と異なるのは、チュースが親しい間柄限定と言うこと。お店などを出る時には、チュースではなくアウフ・ヴィーダーゼーンを使います。
 
●電話口でのルール
 
電話を取った時には、ハローやグリュース・ゴットと言う人もいますが、自分の名字だけを名乗る場合も多いです。
 
日本人同士で電話をする時に、「もしもし」と言ってしまいますが、これはドイツ語で卑猥な意味がありますので、できるだけ公共の場で聞かれるのは、避けたほうがいいかもしれません。
 
●風邪をひいたら。
 
くしゃみは「ハクション!」ではなく「ハチー!」という擬音語が使われるドイツ語。くしゃみをしたら、ゲズントハイト!Gesundheit!と声を掛けるのは、ドイツと共通です。
 
ヨーロッパ全般でそうですが、人前で鼻をすするのはNGです。鼻をすすり続けると非常に嫌な顔をされますが、鼻をかむのは問題ないので(日本と反対ですね)、遠慮なく鼻をかみましょう。
 
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美貌の皇后エリザベートがプリントされたポケットティッシュも、お土産屋で売っています。
 
ヨーロッパのティッシュは日本のものに比べてずいぶん分厚くて大きいので(6重くらい)、一枚を何度も分けて使うこともできます。ティッシュは一度鼻をかんでも捨てない人がいるのは、そういうわけです。
 
●プレゼントをもらったら。
 
誕生日プレゼントやお土産などをもらったら、「開けていい?」と一言確認してからすぐに開けて感想を言いましょう。その後、通常喜びを示すため、ハグしながらありがとうと言います。
 
自分がプレゼントをあげた時にいきなりハグされることもあります。
 
●まとめ
 
これまで、3回にわたってご紹介した、オーストリアでのNG/OK行動、お楽しみいただけましたでしょうか?ヨーロッパ共通の習慣から、同じドイツ語圏でもドイツと大きく異なるものまで、様々だったかもしれません。
 
実際にオーストリアを訪れるときは、あまり細かいことを気にせず、まずは一言、挨拶の言葉をかけてみてくださいね。
現地記者:
ひょろ

国際機関勤務を経て、現在は二児の子育ての傍ら、ウィーン大学博士課程に在籍中。ライター業、翻訳レビュー、ネットショップ、写真撮影など、活動は多岐にわたる。http://wienok.blog119.fc2.comにて、ウィーンのミュージカル情報を発信中。

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