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オーストリア

オーストリアの現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

オーストリアの冬といえばこれ!冬のドリンク②スキー場のお酒

前回はクリスマスの飲み物をご紹介しましたが、今回はオーストリアの冬の風物詩スキーと共に楽しむドリンクを中心に、冬に美味しい強めのアルコールをご紹介します。
 
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オーストリアのスキー場
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スキー場では、ゲレンデの途中にドリンク屋台があります。
 
●シュナップス Schnapps
 
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シュナップスボトル。クルミのシュナップス以外はほとんど無色透明です。
 
シュナップスは、アルコール度数40度以上の、焼酎のような蒸留酒一般を指します。ウォッカなどの強いアルコールは全て「シュナップス」に分類されるわけですが、透明で味や香りが薄いものから、フルーツやハーブで味や香りが付けてあるものまで様々です。甘い味のものはリカーに分類れますが、これもシュナップスの一種です。
 
オーストリアでシュナップスと言えば、名産アプリコットの他に、洋ナシ、スモモ、ラズベリーなどの果物が原料となっているメジャーです。Obstlerと言って様々な果物を混ぜて作られたものもあります。また、クルミのシュナップスは、濃い茶色で、独特の風味と甘みがあり、女性にも人気。
 
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 オーストリア名産アプリコットのシュナップス
 
日本でいう梅酒のように家庭でシュナップスを漬けることもよくあり、その際にはホワイトリカーに当たるKornを購入して、自家製の洋ナシやナッツのシュナップスを楽しんでいる家庭も多いようです。
 
シュナップスは主に食後に楽しみます。日本酒のおちょこくらいの大きさの小さなガラスのコップに注いで飲むことが多く、各家庭にはこのシュナップスグラスが備えてあります。
 
シュナップスは薬用と考えてられているものもあります。ハーブが混ぜられたシュナップスも種類が多く、クリスマスなどでたくさん肉をためてお腹がもたれた時に飲むと、消化にいいと言われています。
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お祭りに行くと、樽入りシュナップスを売り歩いている人もいます。
 
●イェーガーマイスター Jaegermeister
 
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数ある薬草シュナップスの中でも、最もメジャーなのはこのイェーガーマイスターです。スキー場のヒュッテやバーに行くと必ず売っていて、小さいボトルで苦みと甘みのあるこの飲み物を飲み干すと、体が温まり、酔っ払っていることに気が付かないほどです。
 
パーティードリンクとして最強な「フライング・ヒルシュ(Hirschは鹿。イェーガーマイスターのロゴに因んでいます)」は、このイェーガーマイスターとオーストリア名産レッドブルを混ぜたカクテル。レッドブルに最も合うアルコールですので、元気になり過ぎないよう注意ししましょう。
 
●アイアーリカー Eierliquer
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直訳すると「玉子酒、エッグリキュール」になりますが、このタマゴ色のリキュールは甘くでどろっとしていて、女性好み。材料に卵黄を使っていますが、日本の「玉子酒」とはずいぶん味もアルコール度数も違います。
 
アルコール度数は20%程度で、食前のアペリティフとして冷やして飲まれます。
 
スキー場のヒュッテでは、このままチビチビ飲むのも美味しいですが、バニラアイスやパラチンケン(オーストリアのクレープ)にかけて食べるのもお勧めです。アイヤーリカーを使ったケーキや、カクテルもあります。甘さが口いっぱいに広がります。
 
●モーツァルトリカー Mozartliquer
 
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ウィーンのお土産の中でも有名なモーツァルトリカーは、モーツァルトの名がついたチョコレートのリキュールです。
 
4種類あり、金色がオリジナル、黒がビター、白がホワイトチョコ、ピンクがアーモンド風味です。サイズも何種類かありますので、まずは一口サイズのもので味見してみて、気に入ったものをお土産に買って帰るといいでしょう。
 
お店やカフェなどで飲めることは少ないですが、モーツァルトリカーを掛けたバニラアイスやコーヒーなどは時々お目にかかります。お土産屋さんか大きめのスーパーでどうぞ。
 
●ヤーガーテー Jaegertee
 
これも、クリスマスマーケットやスキー場で登場する飲み物です。直訳すると「狩人のお茶」と訳されるこの飲み物は、「お茶」と銘打ってはいますが、お茶に砂糖を加え、シュナップスやラムを混ぜたものです。甘く温かい上、強いアルコールが入っていますので、ついつい飲みすぎて酔っ払ってしまいますよ。
 
●おわりに
 
今回は、スキー場のヒュッテでお目にかかることの多い、強めのアルコールドリンクをご紹介しました。
 
スキー場での飲酒はオーストリアの風物詩といってもよく、山で滑った後は「アプレシー」といって、ヒュッテで飲んで踊るのがオーストリア流。時には麓のバーではなく、山中のヒュッテで飲み始めてしまうこともあります。
 
オーストリアのスキー場は日が短く、リフトも4時半ごろには止まってしまいます。真っ暗なゲレンデを、お酒が入って気が大きくなってしまっている頭で、アルコールで言うことを効かなくなった足をコントロールしながら降りるのは至難の業です。ヒュッテでのお酒は自己責任で、飲みすぎないようご注意ください。
 
 

現地記者:
ひょろ

国際機関勤務を経て、現在は二児の子育ての傍ら、ウィーン大学博士課程に在籍中。ライター業、翻訳レビュー、ネットショップ、写真撮影など、活動は多岐にわたる。
http://wienok.blog119.fc2.comにて、ウィーンのミュージカル情報を発信中。

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