棺にはいったシチューのパン!?赤嵌棺材板

突然ですが、皆さんは「棺材板(グァンツァイバン)」というちょっと変わった食べ物をご存知ですか?くりぬいたサクサクのトーストの中に、トロトロシチューが入った台南発祥の食べ物です。

この「棺材板」を発明したお店として有名な「赤嵌棺材板」にやってきました。ここは日本統治時代、沙卡里巴(サカリバ)の愛称でにぎわいをみせていた、おいしい物激戦区にあります。日本語が書かれた写真のメニューが目印です。

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当時の火災により、木造建築だったたくさんのお店が移転を余儀なくされましたが、移転先でもおいしいお店の証である「サカリバ出身」と看板を掲げるお店も少なくありません。サカリバ内は昔ほどのにぎわいはありませんが、「赤嵌棺材板」にはいつもたくさんの観光客や常連客でにぎわっています。

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1942年創業の「赤嵌棺材板」。棺材板が生まれるきっかけになったエピソードは多々ありますが、先代の許六一氏が「鶏肝板」と名付け提供していた鶏レバーのトーストがルーツになっているそうです。フォークとナイフが登場する洋食スタイルは、昔からなんだとか。サクサクのトーストにナイフを入れると、鶏肉やにんじん、イカ、グリンピースなど入ったトロトロシチューがあふれ出し、一度食べれば病みつきになること間違いなしです!

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お客さんのほとんどが注文する棺材板は、カレー味のシチューもあります。そしてもうひとつ台南に来たからには、ぜひぜひ食べておきたいおすすめメニューは「?魚意麺(タウナギのあんかけ麺)」です。タウナギといっても、普通の鰻とは全く別の魚で歯ごたえも違います。そのたっぷりのタウナギと麺を、甘酸っぱいあんかけに絡めていただく台南の郷土料理です。

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ちなみに「意麺」というと、台南北部、鹽水名産の白い麺が台北などでは一般的かもしれません。でも台南市中心部で「意麺」といえば、揚げたオレンジ色の麺の事を指すことが多く、タウナギのあんかけ?にもこの麺が使われています。縮れていてトロトロあんかけとの相性も抜群なので、こちらもぜひお試しあれ!

赤嵌棺材板

台南市中正路康樂市場内180號

11:00~22:30

※住所がわかりずらいのですが、海安路と友愛街の交差点から、海安路一段沿いにある「沙?里巴」と書かれた入り口から入るとすぐです。

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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