魯肉飯(ルーロウファン)って何ぞや?台湾北部と南部で違う食べ物

九州ほどの小さな島でありながら、たくさんの文化や風習が交差する多民族アイランド、台湾。その土地によってそれぞれ食べ物の呼び方や、作り方が大きく違う物がよくあります。

台湾ごはんの代名詞と言っても過言ではない、「魯肉飯(ルーロウファン)」。私は台湾南部の街、台南に長年住んでいますが、実は今まで台南で魯肉飯に出会ったことがないような気がします。南部でお肉をのせたご飯といえば、「肉燥飯(ローザオファン)」で、どこの小吃店でも出会うことができます。

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その他にも、いろいろな食べ物の違いを見つけたのでご紹介します。

こちらは、清明節の時みんなが食べる春巻。野菜やたまご、お肉などが入ったボリューム満点の生春巻きですが、南部では「春捲」と呼ぶのに対し、北部では「潤餅」と呼ぶんだそうです。

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端午節に食べるのちまきも、場所によっていろいろです。南部では台湾語で「肉粽(バーツァン)」と呼ばれ、油膏というトロッとしたソースやピーナツパウダーをかけていただきます。北部のちまきは先に炒めてから蒸すのに対し、南部では水煮にして作ります。ちまきは、南部と北部以外にも、客家人や外省人など、それぞれ伝統的な作り方に違いがあります。

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こちらは、肉やエビなどの具材を、モチモチの生地で包んだ「肉圓(バーワン)」。これも北部では、低温の油で揚げて作るのに対し、南部では蒸して作ります。具材や形はお店によってまちまちです。トロッしたソースをかけていただきますが、おろしニンニクをちょっとかけるのがおすすめです。

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他にもこんな"南部だけ"を発見しました!

台湾の至る所で見かけるドリンクスタンドですが、この「茶の摩手」は南部限定のドリンクスタンドなんだそうです。うれしいのは、サイズが大、中、小と3サイズある事。

喉が渇いたんだけど、飲みきれなさそうなとき、小さいサイズは本当に便利です。

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そして、もうひとつ。忘れてはならないのがペリカンマークが目印の「丹丹漢堡」です。ハンバーガーのサイドメニューに、お粥や麺などが付く台湾ならではのローカルファストフード店で、このお店があるのは南部だけ。チキンバーガーがサクサクで、サツマイモのポテトフライもあるので、南部に来た際はぜひ足を運んでみてくださいね。

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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