中国のフル電動自転車を買って乗ってみた

 何年か前に日本でもニュース等で話題になっていた中国のフル電動自転車を、家族の必要もあって
ついに購入することになりました。フル電動ですから日本のスクーター気分で楽チン!ガソリン不要!!ヘルメットも不要!!!
しかも免許や登録等一切不要!!!!なスグレモノですが、それって安全面はどうなのよ?とこれまでは購入をためらって
いたのです... 幸いウチの近所は北京の郊外ということもあって安全面の不安はとりあえず払しょくできたのですが、
問題はどのタイプを買うか、です。

 というのも、少し前まで60歳以上の人しか乗れなかった3輪や4輪の雨でもへいっちゃらなプラスチックボディの
フル電動「自転車」が、最近では規制が緩んで誰でも乗れるようになったからです。もちろん免許や登録等一切不要!
なので、家族でこれに乗るのはどうかと思って値段を調べたら4000元以上(日本円で6万円以上)だと知って考え直しました...
いや日本円に換算すれば安いですが、ここの物価から換算すれば恐らく約3倍の18万円以上な大人買いになるからです
(4000元というのは普通のサラリーマンの人のほぼ1ヶ月分の収入に相当します)...

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(雨でもへいっちゃらなプラスチックボディのフル電動「自転車」。日本円で6万円以上。)

 だいいちプラスチックボディって強度とか風圧とかちょっとコワいよねーということで、もう少し丈夫そうなものはないかと
探してみたら、中国で有名な某電動自転車メーカーの3輪フル電動自転車を見つけました。なるほどボディはステンレス...
って、やっぱりそれなりな強度計算のような気が。ちなみにこちらのお値段は先のプラスチックボディの約2倍で7800元也。

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(中国語で「箱舟」という名前のステンレスボディなフル電動3輪「自転車」)

 とはいえ実を言うとこの手のステンレス製3輪フル電動自転車のボディのないタイプこそが、いわゆる業務用
つまり耐用性や経済性にそれなり優れていてお買い得と言えばお買い得なんですよね。つまりは電動リヤカーなんですが。
多くの中国人はこれに荷物と家族(!)を一緒に載せてさっそうと街中を走っていたりするのですが、自分も荷台に家族を乗せて
街中を走るのかと思うと、少しワクワクする一方でやっぱり少し恥ずかしいかも...

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(耐用性や経済性に優れた「業務用」ステンレス製「電動リヤカー」)

 結局さんざん迷った挙句、品質面でそれなり安心な某有名メーカーの普通の電動自転車を買いました。日本のスクーターと
よく似ていますが、スピードは最高で時速30㎞前後。30-40㎞走ると電池切れになり、充電に6-8時間かかります。取り外して
家庭で充電可能な充電池の重さが20㎏ぐらいあるので、今後はなんだかいい運動になりそうな予感が。妻がうまく値切って
くれたのでヘルメットその他備品付きで1700元(約2万5千円)でした。

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(品質面でそれなり安心な某有名メーカーの普通の電動自転車。)

 なによりも、これからは安全運転に励まなければなりません。というのもこちらでは家族3人いや時に4人で
これに乗ったりしますので。いえ我が家はまず二人乗りで練習してからですが、それでも北京在住の年配の女性の友人が
少し心配していました... ええ、日本人としてよく分かりますとも、その気持ち。そんなわけで、その年配の女性自身が
やっぱり電動自転車に乗ってスイスイ移動しているのはナイショです。



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ぺきんせいかつ

IT屋として中国・北京に長期出張中。結果、ライター業や現地コーディネーター業がいつの間にか生業に。現地にいないと分からない中国人視点から見た中国の真相を、日本の皆さんにお届け中。

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