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2007年09月21日
カテゴリー:北米・中南米 | メキシコ

鐘がなる(独立記念日

メキシコのいたるところの広場で9月15日夜11時一斉に鐘が響く。
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(説明:国立宮殿、大統領政庁の建物の鐘、これは大統領が叩く、
ただし去年だけは、大統領選挙の後遺症でその時の大統領フォックスは叩けなかった鐘)


そして、メキシコ中の人々が叫ぶ。メキシコ 万歳! 独立 万歳!と。
独立記念日の前夜祭である。


メキシコの村、町 都市、何処にでも、その村の、その町の その都市の中央広場がある。
そこには、教会もある、そして、その村の、町の、その都市の、その州の役所がある。
その役所の中央玄関のドアの上を見ると、必ず、鐘がついている。


その鐘が、一年で一度、メキシコ中に響き渡る。
その村の村長が、その町の町長が、市長が、州知事が、そして、メキシコ大統領が一斉に叩く。


そして、広場に集まった全ての人々が叫ぶ。
メキシコ万歳! 独立万歳!イダルゴ万歳、モレロス万歳!と。


独立記念日は、全てのメキシコ人が愛国心に目覚める日かもしれない。
そして、9月はまさに愛国の月であるのだ。
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(説明:独立記念塔)


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(説明:独立記念塔の金メッキの天使の像 手に持っているのは勝利のシンボル月桂樹の冠と切られた鎖)


町中に、国中にメキシコの旗がはためく。
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(説明:街の旗売り、この時期、街にいっぱい現れる)


建物に、車に、家に、広場に。
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そして、全ての飾り付けが、メキシコの旗の色になる。
アクセサリーでも、なんでもかんでも、赤、白、緑のメキシコの旗の色で身も飾る。
料理さえ、この時期の特別料理、チレ エン ノガーダは旗の色。
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多くのアメリカ大陸の国々同様、メキシコも300年という永い永い植民地時代を経験した国。
まさに、独立記念というのは、愛国の思いを高揚する日である。


イダルゴ神父が1810年9月16日早朝、自分のドローレスの教会の鐘を叩いて
独立戦争が始まったのだ。
そして、もう、少しで200年になろうとしている。


独立後、奴隷制度も廃止され、だが、アメリカの侵略戦争、フランスの侵略戦争、
そして革命戦争もあり、民主憲法も作られた、人々は歴史の中で戦ってきた。
本当の民主主義を願って。本当の独立を願って。


だが、今もメキシコは戦うべき事がある。と思う。


それは、あまりにも大きな貧富の差という大きな社会問題である。
メキシコの大統領は、メキシコの政治家は、メキシコの金持ちは、それを大きな問題と
していないかも知れないけれど、メキシコに永く住む私は、独立を祝うメキシコ人を見ながら、
メキシコ社会の歪を思う。


独立後、奴隷制度は廃止されたけれど、植民地時代の社会体制は、貧しさ人と豊かな人という形で、
あまりにもの貧しさとあまりにもの豊かさという形で、今も残っている。


イダルゴ神父の叩いた鐘、それを再現して、今年も大統領、州知事、市長、町長、村長が叩く独立の鐘、そして、´「ビバ!メヒコ!」とメキシコ中のメキシコ人が叫ぶ。



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現地記者:サッチー
メキシコに語学留学後、1977年に渡航。
のべ28年間メキシコ生活。
現在、観光ガイドの仕事をしている
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