総合案内所 出発までの手続き 国内宿泊 国内旅行 海外旅行
現地生情報 イメージ画像
2007年07月30日
カテゴリー:アジア | シンガポール

ジョージ・タウン(ペナン)

5月、6月、7月とペナンにこんなに来る事になるとは5月の時には思わなかったのだけ
れど、今、ペナンでこの原稿を書いている。


6月、7月ともジョージ・タウンの真ん中にある高層ビル(ペナンのランドマーク)であ
るコムターのすぐ近くのトレーダーズ・ホテル(旧シャングリラ・ホテル)に泊まってい
る。


前にもペナン島はリゾートで有名だと書いたが、あまり日本人が気に留めていないのがペ
ナン島の中心地ジョージ・タウンの事。


特にショッピングセンターが素晴らしいわけではない。コムターなんて90年始め頃と比
べると、中の店は殆ど閉まってしまい、廃墟になる一歩手前?なんていう印象すら感じて
しまうし・・・。


じゃぁ、何が面白いのか?イギリス領時代に開発が進んだペナン島は当時の建物やプラナ
カン・ハウス(テラスハウス)、歴史を感じながらその昔ながらの伝統が今も生きている
ところなのだ。その話はまた今度紹介するとして、今回は最近知ったへぇ〜〜な歴史がら
みの話を少し。


マレーシアは人口の全体の26%が中華系で、60%マレー系、7%がインド系、その他
がマイノリティー民族になるのだが、このペナン州では中華系が40%とぐっと中華系率
が高くなる。(ペナン島だともっとなんではないだろうか)ジョージ・タウンにいると中
華系とインド系ばかり見かける・・・という印象だ。


イギリス領だった当時、中国の南の福建、広東、潮州は経済事情があまりよくなく、仕事
を求めた彼らの多くがマレーシア、シンガポール、インドネシアなどに流れていった(こ
の人達のことを海南人=ハイナン人という。)。ペナン島はイギリスによって開発が進め
られていて建設現場の労働者、船の荷物運搬人など労働力が不足していた。そういった需
要と供給が合い、多くの中国人が移り住んできたのである。今の60歳代の人はペナンで
生まれた人が多く、その両親が中国から渡ってきた世代になる。


そんなわけで、ペナン島には色んな神様仏様のお寺がある。ここにも、ここにも、と本当
に多い。


02_01 ペナン寺1.JPG


02_02 ペナン寺2.JPG



02_03 ペナン寺3.JPG


観音寺や仏教寺、道教の寺もある。寺の数、大小合わせると一体いくつあるのだろうか。
ペナンのガイドさんでさえ「数えた事がない」と言っていた。


02_04 ペナン寺4.JPG


02_05 ペナン寺5.JPG


02_06 ペナン寺6.JPG


そのお寺の中に、クー・コンシー、ヤップ・コンシー、チアー・コンシー、リム・コンシー
と言った物があるのだけれど、実はこのコンシーというのは『公司』と書く『公司』という
のは『会社』なんかを指すのだけれど、この場合、『アソシエーション』という意味だとい
う。そしてその前は『邱』『葉』『謝』『林』など中華系の人の名字だ。分かるかな?


つまり、福建、広東、潮州と出身はバラバラでも同じ名字の人たちが集まった組織で、彼ら
の寄付によって寺が建立され、同名字が(一族ではない)が発展していくよう神が祭られて
いるのだ。そういうわけで、寺の数がかなり多いというのも納得がいく。


勿論、福建、広東、潮州などの出身別の州人会というのもある。例えば、クーという名字で
福建出身ならば、クー・コンシーに所属し、福建会にも所属するという事になる。そして、
有力者やビジネスに成功している人が多いコンシーは建物(寺)もとても立派なものになる
のだ。


KLとは違う、歴史ある街ジョージ・タウンはゆっくり回ると色んな発見がある。そして歩
いていると普通のおじさんやおばさんが「どこへ行きたいのか?」なんて声をかけてくれる。
流石観光地・・・なのだけれど、不思議に思ったことを尋ねてみると親切に教えてくれたり
する。そんなことでガイドブックにはない「自分が発見した情報」を集める旅も楽しいよね。



マレーシアへのツアーはこちらから
そのほかのツアーはこちらから


============================================================
現地記者:宮下クミコ
1990年に渡航。
数年後個人事務所を設立。現在に至る。撮影や取材・リサーチなど
マスコミ系のコーディネーターが主な仕事だが、
他にコンサルや通訳翻訳もやっている
============================================================

トラックバック
この記事へのトラックバックURL



トラックバック(TrackBack)について
この記事に対してリンクしました、ということを相手に自動的に通知する仕組みで、ブログ(Blog)の機能のひとつです。相手側もトラックバックを確認することでそのリンク先を知ることができます。
なお、このサイトでは、【Movable Type】というウェブログツールを使用しております。

TrackBack先の記事の閲覧に関して
※   トラックバック一覧に掲載されているブログなどのサイトに関しては、阪急交通社管理・管轄外のページになります。
したがって、阪急交通社が保証する内容ではありませんので、あらかじめご了承ください。
※   トラックバック一覧に掲載されているリンクに関して、阪急交通社管理者の判断により削除する場合もあります。
※   トラックバックの不具合に関して、阪急交通社では、スパム対策を講じております。
そのため、一部のブログやサービスによってはトラックバックが出来ない場合もありますが、予めご了承ください。
※   弊社へのトラックバックについては、必ず、該当記事へのリンクをお願いします。
リンクがない場合には、「HTTP error: 403 Throttled」として、トラックバックが張り付かない仕組みになっております。