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2007年05月28日
カテゴリー:アジア | シンガポール

ペナン

久しぶりにペナン出張だった。今はこれをペナンの空港で書いている。


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空港はリニューアルされて6年くらい経つだろうか。以前は国際空港だったのにも関
わらず地方のひなびた空港という感じだったのが、広くはないもののスタイリッシュ
になった。地方の空港にありがちな、産地特産物の匂いもなかったりする。ちょっと
無機質な感じの空港。


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ペナン島へはクアラ・ルンプール(KL)から車で4時間強。空路なら飛行時間45
分くらい。飛行場への移動(約1時間)、待ち時間を考えると、車で行くか飛行機で
行くか迷う微妙な距離だ。


今回は空路で移動。乾季に入ったマレー半島の日中は暑い。KLIAで飛行機に乗っ
てから発つまで飛行機の中が暑くてたまらなかった。おかげで飛立つ前、既にペナン
に着いたかと思うくらい熟睡してしまった。


暑い中で眠ると、びっくりするくらい熟睡が出来る事があるのは私だけだろうか。
熱帯の昼寝は少し動く風があると、ダラダラ感がたまらなくいい。


前回ペナンへ来た時は日帰り出張で、それ以前も殆ど仕事なのでペナン島の中心地
ジョージ・タウンに泊まることが多かったが、今回は出張なのにリゾート・エリア
のバトゥ・フェリンギ・ビーチにあるリゾート・ホテルに宿泊。単純にそのホテル
で会議があったからということなんだが・・・。


ペナン島は昔から『東洋の真珠』などと呼ばれ、マレーシアの代表的なリゾート観
光地。けれど今の時期は日本人の観光客は少ない気がする。バトゥ・フェリンギは
白人ばかりで、ホテルのプールサイドでも朝から体を焼いている。「そんなに赤く
なって大丈夫だろうか」、「日本人はこんな時間そんな所で寝そべったりしないよ」
などと思うが、彼らはヒタスラのんびり本を読んだり、おしゃべりをしたり、眠っ
たり、ずっと太陽の下にいる。本当にリラックスしているのは分かるのだが・・・。


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日本人のこの時間帯の過ごし方は、島の観光あるいはSPAやエステなのだろう。
彼らの休暇の過ごし方と日本人のそれは違うな、といつも思う。
(注:海はあまりきれいじゃないので海水浴は勧めない。しかしパラセーリング、
ジェットスキー、ウィンド・サーフィンなどのアクティビティもある。)


そして私は、ホテルから見える海を見て贅沢な気分になる一方、観光客目当ての
リゾート値段の夜店やレストランがこの辺は連立しているのが、なんとなく納得
がいかず(苦笑)、複雑な感覚になる。別にケチで言っているのではなく、
「僻地ではないのに・・・」と、思ってしまうのだ。


最もKLのチャイナ・タウンの中華料理屋へ地元の人が行かないように、
ペナンっ子はそういう所には行かないんだろうが。


ペナン島の半島側に面している島半分は観光地、繁華街などが固まり、反対側
(マラッカ海峡側)は住宅地が固まっている。そしてこの島はアジア経済危機
(97年)が起こる少し前からかなり変貌を遂げている。


ペナン州はマレー半島と島にまたがり、島はリゾートで有名なのは承知の通りだ
が、ペナン州はマレーシアの中でもトップレベルの工業地帯でもある。特に半島
側には日系の大手企業を始めグローバルIT企業の工場が並ぶ。これらの工場に
伴い労働力、駐在員も増えたはずだ。経済危機の時期にどの企業も人員を縮小し、
それ以前の経済成長の勢いは失墜したが、ペナン島には大きなショッピングセン
ター、新しいホテル、セカンド・ホーム・プログラム(退職者などを対象にした
ロングステイのプログラム)や駐在員を意識した、いかにもリゾートなコンド・
ミニアムが凄い勢いで建ってしまった。(今は新たに造っている物は少ない。)


島の中にはイギリス植民地時代からの古い洋館がいくつかあり(現在ミリオネア
・ロードと地元では呼ばれている)、大きな太い木が並木をなし、高い建物もそ
んなに無く、島に来るとタイム・トリップしたような不思議な感じがしたものだ
った。


しかし、並木道は殆どなくなり、ジョージ・タウンの道は車の数が増えたので殆
ど一方通行になり、ハイウェイも走り、今はちょっと違うのが寂しい。昔ながら
のオールド・タウンや寺なども存在はするが、新しい波と古い波がゴチャゴチャ
に混ざったこの島は、自身が混乱しているんじゃないかと思ったりもする。


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とは言え、州も観光客がどんな物を欲しているのかは理解しており、コロニア時
代の雰囲気を大切に古い建物も壊さないような努力はしている。古い洋館の雰囲
気をそのままにレストランになっている所もある。なんだかんだ言っても、日本
と比べれば物価は安いし、食べ物も美味しいし、行く場所で印象が変わるそんな
エキゾチックな所なのだ。


KLとは明らかに違う空気、沈む夕日を見ると、色々な想いはあるが、「細かい
事は気にするな、非日常を楽しんでしまえ。たまの贅沢もいいじゃないか。」
と思う。やはりここはリゾートなんのだ。


同じアジアのリゾート、プーケット、バリ、ランカウィなどとは全く違うリゾート、
おもちゃ箱をひっくり返したようなこの島は、アジアのトップ・リゾート地の地位
を保持し続けるのだろう。


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マレーシアへのツアーはこちらから
そのほかのツアーはこちらから


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現地記者:宮下クミコ
1990年に渡航。
数年後個人事務所を設立。現在に至る。撮影や取材・リサーチなど
マスコミ系のコーディネーターが主な仕事だが、
他にコンサルや通訳翻訳もやっている
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