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2007年05月29日
カテゴリー:アジア | ベトナム

雨季に突入



ベトナムの南部の季節は雨季と乾季の2つ。
だいたい5月中旬頃から10月頃までが雨季、11月頃から5月初め頃までが乾季。
乾季の始まりは大きく前後してあまりはっきりわからないのだが、
雨季の訪れははっきりと感じ取ることができる。
4月から5月始めにかけては猛暑となり、40度近くまで達する。
特に雨季に入る寸前は空気が湿気を帯び始め体にまとわりつき、
耐え難い暑さになるため、雨季が待ち遠しい。
雨が降ってくれれば気温が下がり、東京の夏よりずっと過ごしやすくなるからだ。


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雨季の始まり、風がざわざわと吹き始めると、
街路樹からこんな羽子板の羽根のようなタネが落ちてくる。
年中暑いので季節感のない南部だが、生き物たちは確実に季節を感じ取っている。


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入道雲がモクモクと湧き上がり、スコールが降り始める。
こちらはカンカン照りなのに、真っ黒に見える雲の下は大雨でけぶっている。
ビルの上から見ていると、みるみるうちに雲が迫ってきて
目の前が真っ白になって見えなくなる。
バケツをひっくりかえしたどころではない降り方で、傘なんてまったく役に立たない。
こんなときはスコールが通り過ぎるまでカフェなどに入ってやり過ごすのが無難だ。


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雨が降り始める前は風が強く吹き、木の葉が舞い落ちる。
するとバイクに乗っているひとたちが道端にとまり、
ポンチョタイプのカッパを取り出して着る。
大雨になってから着たのではバケツをひっくり返したような雨なのですぐびしょぬれ。
雨が降り始める前に着てしまわないと意味がない。
お店も風を感じるとパラソルを広げたり庇を出したりし始める。
少し生活していると、風と空の色で敏感に雨を察知することができるようになる。


ベトナム南部の旅行シーズンは乾季がよいとよく言うが、
確かに雨が降らない分旅行しやすいけれど、
雨が降れば降ったで、そのときしか見られない景色や空気を味わえると思う。
インターネットで天気予報を調べると、雨季は毎日雨マークになるが、
台風が近づいているのでない限り(台風が直撃することはまずない)、
一日中雨になることはない。
数十分から長くても2時間もすれば止んでしまう通り雨だ。


どしゃぶりの雨が降ると急に交通量が途絶え、
バシャバシャと降る雨の音だけがサイゴンを包み込む。
色とりどりのカッパ。夜にはカッパ越しに照らし出される黄色や緑のライト。
サイゴンの雨季はにぎやかで華やかだ。


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現地記者:Fiona
1992年大学卒業後、高校および専門学校で社会科教員として勤務。
2000年3月に初めてベトナムを旅行、2001年4月よりホーチミン市在住し
日系企業勤務。
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