ポーランド料理〜メインディッシュ編
ポーランド料理は、ドイツ料理などと同じく、中央ヨーロッパの料理。
ジャガイモを中心に、各種の肉料理がおいしいことで知られています。
森と平原の国ポーランドは、ヨーロッパ有数の農業・畜産国で、
とりわけ豚肉・鶏肉の生産量が豊富です。
そのため、肉料理にもおいしいものが沢山あるのです。
コトレトと呼ばれる、ポーランド風カツはその代表例。
豚肉または鶏肉を薄く切り、衣をつけてカツにしたものです。
これにブルベリーやフランボワーズなどのジャムをそえ、
付け合せのジャガイモをのせて、コペルの葉でトッピングします。

肉料理の付け合せのジャガイモは、ゆでてマッシュポテトにしたり、
ベークドポテトやフライドポテトにして、肉料理に添えます。
肉料理の付け合せとしては、マカロニやリゾット、オートミールなども食べられていますが、
やはりジャガイモが一番のご馳走とされています。
日本人が一週間も白米を食べないとお米が恋しくなるように、
ポーランド人も、ジャガイモを食べないでいると恋しくなるのだそうです。
ビゴスは、キャベツやサワークラフトに、たっぷりの豚肉・牛を、
きのこやたまねぎ、プルーンなどと一緒に煮込み、香辛料で味付けした料理です。
その昔、森の猟師たちが、獲得した肉を森でおいしく食べる方法として、編み出しました。
弱火でじっくり煮込んでは、火からおろして雪の中でさまし、翌日再び煮込みます。
じっくりことこと煮込んだものほどおいしくなるので、カレーと同じように、
ビゴスも「二日目からがおいしい」といわれています。

ピエロギは、中国の餃子が、ロシアを経て伝わったものといわれています。
餃子に比べると、幾分皮の部分が厚く、中身が少ないのですが、
基本的に味は餃子と一緒で、日本人にも大変親しみやすい料理です。
ピエロギの具にはいろいろな種類があって、無難なところでは、
きのこやサワークラフト、肉のピエロギなどがお勧め。
ゆでたピエロギに、油でいためたたまねぎを添え、醤油をかけると、まさに餃子に変身します。
逆に「餃子」のイメージで食べてしまうとびっくりするのが、
イチゴのピエロギや、ブルーベリーのピエロギ。
こちらはどんなに醤油をかけても、もちろん餃子の味にはなりません!
ポーランド人は、砂糖を混ぜた生クリームをかけて食べます。
またフラキというのは、内臓の煮込み料理で、ポーランド人のお袋の味です。
ポーランドでも、豚は捨てる部分がないといわれており、
肉の部分をフィレットやハムにしたあと、内臓はなべ料理にします。
このフラキは、日本のもつ煮込み見たいな感じです。
ただやはり独特のにおいと味があるため、ポーランド人でも、
フラキは好きな人と嫌いな人に分かれるそうです。
そのほか、チェコ料理のクネドレや、ハンガリー料理のレチョなども、
ポーランドでも国境を越えて広く食べられています。
ポーランド料理は、一般に味がはっきりして癖もないことから、日本人の口に大変よくあいます。
昨年愛知で開催された、愛・地球博でも、ポーランド館のレストランにて、
ビゴス、ピエロギなど各種のポーランド料理を出して、大変好評だったそうです。
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現地記者:ヴァシレフスカ・サチコ
2003年東京大学大学院終了 生命科学修士
同年4月ポーランド人の夫と結婚、ポーランドに移住
ポーランドにてフリーライターとして活躍
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