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2007年05月13日
カテゴリー:北米・中南米 | アメリカ

NYのアパート事情

ニューヨークでの生活。私が昔から憧れていたものだ。流行の発祥地、そして世界の中心ニューヨークで生活する。海外生活がぐっと身近になってきた今でも、ニューヨークは他の都市とは一味違う、洗練された雰囲気を持った街なのである。

さて、その憧れのニューヨーク生活を始めるにはまず住居を確保しなければならないのだが、ニューヨークでアパートを借りるというのは容易なことではない。と、いうより、ニューヨークでは不動産屋を通さず、個人で物件を探して借りるのは至難の業である。私もニューヨークに来る前はカリフォルニア州やアメリカ南部に住んでいたのだが、住宅事情のあまりのギャップに驚いたものである。

まず、マンハッタンやクイーンズなどのニューヨーク市内では供給をはるかに上回る需要があるため、アパート自体がなかなか見つからない。アパートの絶対数は少ないのに、借りたいという人はいくらでもいるため、値段の手頃な物件が出ようものならすぐになくなってしまう。いいものがあったらその場ですぐにDepositと呼ばれる手付金/敷金を入れないと人に取られてしまうのだ。「ちょっと考えてみます」などといって次の日もう一度行ってもまずない。それぐらい競争が激しいのである。

また、ペットがいる場合はアパート探しは困難を極める。クイーンズでは現在90%のアパートのオーナーはペット禁止というポリシーを出しているそうで、特に犬を飼っている人にとってはアパート探しは至難の業だ。私も中型犬を一匹飼っているのだが、犬がいる、というだけで全然相手にしてくれない不動産屋もいたし、親切にしてもらっても見せてもらえる物件はいつも1つか2つに限られる。また、仮にペットがOKな物件だとしても、候補者が何人かいる場合は当然オーナーはペットがいない人を好むことが多く、競争に打ち勝つのは容易ではない。

そしてこれはすぐに予想がつくと思うが、ニューヨークのアパートの家賃の高さは尋常ではない。特にマンハッタンは、駐在員が好むミッドタウンやアッパーウエストは1ベッドが月3500ドルなどというのはざらで、日本人が多く住む若者に大人気のイースト・ビレッジは6畳ほどのワンルームで月1800ドル、1ベッドで月2000ドルは軽く越えるという状態である。そうかといってアパートの状態がよいかというとそうではなく、戦前から建っている、Pre-War Buildingと呼ばれる古い建物がほとんどで、築100年経っているものも珍しくない。


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私の知人もこのイーストビレッジに住んでいるが、階段は抜けそうなほどガタガタ、床は歪んでいて部屋もボロボロなのに月2000ドル以上支払っている。また、ニューヨークのアパートは2ベッドや3ベッドのアパートでもバスルームは1つしかないところが多く、ルームシェアをする時のトラブルのもとにもなる。アパートがあまりに高いため、1ベッドのアパートを2人で住む、というのもざらである。私がロスに住んでいた時は各部屋にプライベート・バスがあるアパートに住んでいたため、このバスルームの数の少なさには驚いた。

私の住んでいるこのクイーンズのアパートは築75年。まわりも似たようなアパートが多い。


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一見、華やかに見えるニューヨーク生活だが、ニューヨークに住むという特権の代償はなかなか高く、実際の生活レベルになるとそう華やかでもないのである。


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現地記者:Yoshiko A.
アメリカ在住通算13年。LAの大学留学を経て、現在は大手メーカーの
スポーツウェア部門でコーディネーター、及び通訳として勤務中。
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