南アフリカのローカルフード、蛾の幼虫を食べよう!

EA_20140301_01.JPGモパネワームのタマネギ、トマト炒め

モパネワーム。それは南部アフリカに分布するヤママユガ科の蛾の幼虫。
蛾の幼虫...と聞くとなんだか恐ろしいですが、南アフリカでは立派な食糧。この国のすべての人が食べるわけではありませんが、
地方によってはとってもポピュラーな食べ物です。モパネという木の葉を食べて成長することがその名が付けられたこの蛾、
成虫の体長は12センチほどで、オレンジ色の斑点が特徴です。幼虫の体は80パーセントがたんぱく質でできているため、
味だけではなく、栄養源としても人気があります。そのため、南アフリカだけで毎年160万キロ流通し、ボツワナを含めると
800万ドルもの経済効果があると言われています。

ということで、今回はここでしか食べることのできないモパネワームを使った料理をご紹介します!

この料理を作るにあたりまずは、買い出しから。スーパーでは売っていないので、ローカルマーケットまで出向きます。
すると早速発見!袋一杯につめられた乾燥モパネ。30匹ぐらい入っているでしょうか、お値段は300円程度。
お店の人に食べ方を聞くと、乾燥したままスナックとして食べるか、料理するなら水で一晩戻してからタマネギやトマトと一緒に
炒めるとのこと。その後、ネットでもレシピを調べてみましたが、いろいろ掲載されていました。やはりメジャーな食べ物のようです!

EA_20140301_02.JPGローカルマーケットで見つけた乾燥モパネ

今回のメニュー、メインはモパネのトマト&タマネギ炒め、
主食はパップという乾燥トウモロコシから作られたおもちのような食べ物、付け合わせに青マンゴーの漬物も用意しました。

材料:

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乾燥モパネワーム、一袋
トマト、1個
タマネギ、1個
にんにく、一片
ショウガ、一片
トウガラシ、一本
カレー粉、少々
塩コショウ、少々
水、適量

作り方:

1、 モパネワームを一晩水につけて戻します。乾燥した状態のモパネの味は、ずばり煮干。
手の部分がちょっと口に引っかかることを除けば、味は特段気になりません。水で戻すと1.5倍ぐらいの大きさに膨らみます。

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2、 1のモパネを材料と一緒に炒め、調味料と水で煮れば完成。

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作り方は、とっても簡単!さて肝心のお味は...残念ながら、あいかわらず煮干。
しかも水で戻しただけにちょっとした柔らかさが加わってさらに虫らしさが...。一緒に料理をした日本人が悲鳴を上げたので、
味見は地元の人に。しかしこちらも残念結果に。味が薄すぎる上にモパネの戻し方がよくないとのこと。
さらにパップは柔らかすぎると散々なコメント。う~ん、モパネワーム、奥が深い!次回はもっと上手に料理したいと思います。

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はなだゆい

南アフリカ歴5年。南アフリカの学校を卒業後ロボスレイルに就職。1年半の勤務後、結婚退職。現在は南アフリカで心理学を学びながら、アフリカ流「明るく楽しく生きる方法」とアフリカ情報をブログ、メルマガなどで配信中。

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