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アフリカ伝統文化に触れる、レセディ文化村
南アフリカの国歌に使われているのは5言語、公用語に至っては11言語あります。
それを見てもわかるように、ここは多種多様な民族が住んでいる国。
それぞれの民族に違った言語があり、文化があります。
しかしアフリカにも現代化の波はおしよせており、残念ながら今日その文化は失われつつあります。
ここヨハネスブルグ、ハートビースポートにあるレセディ文化村は、そんな失われつつある南アフリカの文化を保存し、紹介しようという場所。
普段なかなか見ることのできない伝統文化を見ることができます。
レセディ文化村の入り口。ンデベレ族のカラフルなペイントが特徴
ここでは数ある民族のうち代表して5つ(ズールー、コサ、ペディ、ソト、ンデベレ族)を紹介しています。ツアーは一日2回、11:30と15:00から。
このツアーには、村探索とダンスショーが含まれています。またオプションで、昼食をつけることも可能。
入り口の中にある藁ぶきできた家。その前には土産屋が並びます。
まずは、この建物の中で20分ほどのビデオを見ます。
ビデオは、この国が「虹の国」と言われるまでの長い闘いと葛藤の日々を映像や音楽と共に紹介。長い歴史が分かりやすくまとめられていました。
ネルソン・マンデラ元大統領が出てくるシーンでは、感動で泣きそうにすらなりました。
建物の中にもアフリカらしい装飾がいっぱい
さて、ビデオでこの国の歴史を学んだ後は村探索です。
ガイドさんと一緒に4つの村を訪れます。最初に訪れたのは、ズールー族の村。
木でできた柵の上に立っているには、ズールー族の門番。
ズールー族の家
村の中には、女性の家、男性の家、台所、牛を入れておく場所などがあり、
それぞれについて、ガイドさんが説明してくれます。
例えば家の入口。ずいぶん低くなっているのですが、なんのためか分かりますか?
実はこれ、訪問客に家の主に対して尊敬を表させるためのものだそう。
この家に入ろうとしたら、頭をさげなくてはいけませんよね。それがおじぎのように頭をさげて入るため、その行為で主に尊敬を表すとのこと。
他にも結婚式の儀式や食事の準備など昔の人の知恵が盛りだくさんの村探索。
特徴的な服や家には、それぞれ違った意味がありました。
村探索の後は、ダンスショー
炭鉱労働者の踊り、ガンブーツダンス
近くで響くドラムの音や、アフリカの力強いダンスは、かっこいいの一言!
感動したのは私だけではなかったようで、
ダンスの後はお客さんとの撮影会になっていました。
ダンスも見られる、歴史も学べる、大満足のツアーでした。
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はなだゆい
- 南アフリカ歴5年。南アフリカの学校を卒業後ロボスレイルに就職。1年半の勤務後、結婚退職。現在は南アフリカで心理学を学びながら、アフリカ流「明るく楽しく生きる方法」とアフリカ情報をブログ、メルマガなどで配信中。