神秘的な美しさアフリカの桜、ジャカランダを見に行こう!

EA_20111101_01.jpgジャカランダの花

南アフリカは世界の植物園といわれるほどにたくさんの植物がありますが、
その中でも特に人気なのは「紫の桜」とも言われているジャカランダ。
アフリカン・チューリップ・ツリー・ホウオウボクともに
熱帯3大花樹と言われています。

この国の首都プレトリアにはジャカランダの木が約7万本も木が植えらており、
ジャカランダシティとも呼ばれています。
その花は10月の始め、雨季が終わりごろからちらほら見かけるようになり、
10月の中旬から終わりにかけて満開を迎えます。
満開時は街全体が紫染まり、その美しさを見るために多くの観光客が訪れるほど。
道の両側に植えられた木は花で道路を覆い花のトンネルをつくります。
この時期にプレトリアの町を車で走ると、まるで別世界に来たかのような美しさ。
また落ちた後の花もとても鮮やかで美しく、紫の絨毯とも言われています。

木はおよそ15メートルぐらいですが、最大30メートルにも成長します。
立派に成長した木はたくさんの花をつけ満開時は木を覆いつくし紫の花が咲き乱れます。

EA_20111101_02.jpg花が咲く前のジャカランダ

EA_20111101_03.jpg満開時のジャカランダ

木は冬の間に落葉し、夏の訪れとともに花を咲かせ始めます。
桜と同じように葉が出る前に花が咲くので、全体が紫に染まります。
紫一色に染まったジャカランダの木は威厳があり神秘的でもあります。
どこか日本の桜を思わせる雰囲気もあり、
「アフリカの桜」として日本人に親しまれるのも納得できます。

現在では多くの人に親しまれているこのジャカランダですが、
プレトリアに初めて植えられたのは1888年。
もともとはこの木の原産国であるブラジルのリオデジャネイロから輸入されたものでした。
その時輸入された2本の木は現在も同じ場所に植えられており、
最初に南アフリカに運ばれた木として、現在は小学校で元気に花を咲かせています。

その後1898年ジャカランダの父と言われるジェームズ・クラークが政府から
街路樹を植える仕事任され時、種子をオーストラリアから輸入。
1906年にプレトリアに数本を送ったところ、あまりに美しい花をつけたということで、
プレトリアのいたるところに植えられたそうです。
それから100年以上たった今でも、
暖かいプレトリアの気候の下でジャカランダは毎年見事な花を見せてくれます。

ジャカランダは花を咲かせた後、卵型の果実をつけます。
中に多くの種子が含まれています。
乾燥した果実はアヒル口のように実を開き中の羽がついた種子を風にのせて飛ばします。

EA_20111101_04.jpgジャカランダの花と乾燥した果実

EA_20111101_05.jpg乾燥した果実と種子

乾燥した果実はまるでかわいらしいオブジェクトのようです。
花から種子まで楽しませてくれる南アフリカの桜、ジャカランダ。
ぜひ一度見にきませんか?



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はなだゆい

南アフリカ歴5年。南アフリカの学校を卒業後ロボスレイルに就職。1年半の勤務後、結婚退職。現在は南アフリカで心理学を学びながら、アフリカ流「明るく楽しく生きる方法」とアフリカ情報をブログ、メルマガなどで配信中。

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