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2010年1月28日
カテゴリー:北米・中南米 | メキシコ

トゥーラはチチェン・イツァーの本家の都?!

メキシコで最も知られている遺跡というとやはり世界遺産となった遺跡であろうし、
その上、最も観光客の多く行く遺跡と言うと、なんと言っても、世界のリゾートカンクンからツアーがじゃんじゃん毎日出ているチチェン・イツァー遺跡であろう。
2007年には、世界7不思議にも選ばれて、その知名度はまたぐーんと上がっただろうし。


まあ、言ってみれば、チチェン・イツァー遺跡はあまりにも有名な遺跡であるのだ。


だが、その新チチェン・イツァーの建造物、特に戦士の神殿などは、中央高原、メキシコシティから1時間半ほどにある遺跡トゥーラ遺跡の建造物に酷似している事がよく言われる。


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写真の説明:チチェン・イツァーの戦士の神殿(カンクンに住む友人の写真提供)


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写真の説明:トゥーラの最も重要な建造物 トゥラウイスカルパテクトゥリ神殿、つまり明けの明星、金星つまりはケツアルコーアトルを祭る神殿。チチェンの戦士の神殿によく似ているといえる。


実際、色んなモチーフがトゥーラとチチェンはそっくりなのだ。


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写真の説明:チチェン・イツァーの鷲とジャガーの台座。鷲とジャガーが人間の心臓を食べている絵が描かれている。その他蛇の頭など。(友人からお借りした写真)


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写真の説明:Tlahuizcalpatectli神殿の後ろの壁の彫刻がオリジナルで残っている部分。ここにも鷲やジャガーが描かれている。また、チチェンにも描かれているケツアルコーアトルも鳥蛇人間として描かれている。


特にケツアルコーアトル(羽毛の蛇)神の信仰。マヤ語ではククルカンの神と言うが。


中央高原の伝説で、ケツアルコーアトルはトルテカの都トゥーラを追われ、987年に東のメキシコ湾岸から舟で東へ去ったと。
マヤのチラン・バランの書によると、ククルカンというメキシコの王が987年、ユカタン半島に姿をあらわしチチェン・イツァーを占拠したと。


中央高原の一部の人がユカタン半島の特にチチェン・イツァーにやって来て、マヤ地区にケツアルコーアトル信仰を持ち込んだ事は、確かだろう。
新チチェンの最も重要なククルカン神殿(カスティージョ)はククルカンつまりケツアルコーアトルを祭ったピラミッドである。


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写真の説明:チチェン・イツァーのククルカンの神殿のピラミッド(友人の写真提供)下の蛇の頭の胴体が、春分、秋分の日に太陽の光の影で現われる。


新チィチェンには、多くの羽毛の生えた蛇、ケツアルコーアトルのモチーフがあらわされている。


そんな訳で、トゥーラはチチェン・イツァーの本家の都だったんだ!


チチェン・イツァー遺跡に行く予定の人で、もし興味がありメキシコシティでちょっと余分の時間があったら、
メキシコシティから1時間半のトゥーラ遺跡行ってみませんか?


中央高原で、ティオティワカンが崩壊した後、小高い丘の上に多くの城砦的な都が連立するが、その一つは世界遺産のソチカルコであり、前回のメキシコ州の旅で書いたテオテナンゴである。
同時期の多くの都の中でも最も強力なトルテカ王国として栄えた都の跡であるトゥーラ遺跡である。


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写真の説明:トゥーラ遺跡 ピラミッドの上の神殿を支えていた柱となっていた戦士の像

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写真の説明:トゥーラ遺跡 沢山の柱が屋根を支えていた。


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写真の説明:トゥーラのチャクモル像の一つ。トゥーラの時代からチャクモル像が現われる。トゥーラのトルテカ文明の影響を受けたチチェン・イツァーにもチャクモル像が現われる。他のマヤ文明の都ではないもの。



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現地記者:サッチー
メキシコに語学留学後、1977年に渡航。
のべ28年間メキシコ生活。
現在、観光ガイドの仕事をしている
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