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2008年10月27日
カテゴリー:北米・中南米 | メキシコ

世界の食料問題に対峙する人々(CIMMYTを訪問して)その2

穀物の改良という点では今の時代は、やはり遺伝子組み換えというものがある。
この遺伝子組み換え穀物という事に対して、どうなのか?
世の情報で、色んな事が言われているが、本当のところはどうなのか?という疑問を素人の私なども持っていた。


メキシコの主食であるトウモロコシ、メキシコの国では今自給ができず、多くをアメリカから輸入している。
そのアメリカ生産のトウモロコシはほとんどが遺伝子組み換えが行われたトウモロコシである。
そのトウモロコシがメキシコに入ってくる事で、メキシコの数多くあるトウモロコシの種が冒されるという情報、今は目に見えないが何十年間の間に人体に与える弊害もある可能性があるだろうという情報。


この事に関して、グリンピース団体などが反対運動行動をしていたりというなどもニュースで読んだ事もある。


その点について、専門家の村上さんにも尋ねてみた。
自然の種が冒されるかもしれないという点では、それは遺伝子組み換えをした種の花粉が野に飛び散る場合であると。
普通は、穀物として入ってくるので、食料として消費されるだけである場合は、それは問題ないだろうと。


もちろんこの機関でも遺伝子組み換えの研究がなされている訳で、それは、絶対に外界へ出さないというコントロールがなされているとのお話。


遺伝子組み換え穀物の安全性についての疑問に関して、それは自分の考えでは、弊害はないだろうと、そして、現実問題としての食料危機、飢餓問題の事を考える時、遺伝子組み換えは重要な役割を担う筈であるだろうと。
遺伝子組み換えというのは人為的に行うものだけでなく自然界の中でも普通に起こっている事でもあると。


そんなお話を聞いて、長年の疑問が解けたようで、ほっとした。


人類の存続が掛かっている食料問題、その重要な問題解決のための大きな任務を担う機関CIMMYT、この世界機関に日本政府が多くの資金と人材の援助をしていると聞いて、日本人としても、とっても嬉しい気がした。


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写真の説明 :建物の正面玄関のところのプレート。日本の寄付によって建てられたと書かれている。


そうだ!日本は、戦争援助なんぞせず、世界の平和援助をすべきだ。


このメキシコの地にある機関CIMMYTで研究をしていたノーマン・ボーローグは、1970年のノーベル平和賞を受賞した。
それは、日本の小麦農林10号を親にした小麦の改良をし、大幅な増産を成し遂げる事に成功した。
これは緑の革命と呼ばれ、人類の多くの命を救ったと言われる。


02_02.jpg
写真の説明 :背の低い品種に改良することで、倒れない収穫量の多い小麦を作った。


そして、今は、化学肥料や消毒剤などによる問題、土地問題 環境問題含めて、次の緑の革命は、遺伝子組み換えという科学が担っているのかもしれないと思う。


今、世界経済は、とても難しいらしい。
そして、その影響は、世界の貧しい人々が、食べられるかという大きな不安に向かいつつあるようだ。
そんな世界事情の中で、世界の食料問題に貢献する機関がこのメキシコにあり、そこで働き研究をしている世界の人々がいる。


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写真の説明 :研究所の様子


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写真の説明 :CIMMYTで案内し説明してくださった研究者の村上二朗さん、お話をしてくださったアメリカ人の研究者のThomas Payneさん。
お忙しいお仕事中にもかかわらず、親切に案内、説明してくださり、こんな素人の質問にも、ニコニコ答えてくださいました。
とっても勉強になりました。
本当にありがとうございました。]



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現地記者:サッチー
メキシコに語学留学後、1977年に渡航。
のべ28年間メキシコ生活。
現在、観光ガイドの仕事をしている
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