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2008年10月27日
カテゴリー:北米・中南米 | メキシコ

世界の食料問題に対峙する人々(CIMMYTを訪問して)その1

CIMMYTというのは、Centro Internacional de Mejoramiento de Maíz y Trigoというつまり、国際トウモロコシ・コムギ改良センターという意味である。


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写真の説明: CIMMYTの入り口


CIMMYTのゲイトをぬけるとそこは広い広い小麦畑であった。
そして、その小麦畑は、小麦色の穂を実らせていた。


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世界の3大穀物である小麦、米、トウモロコシ。


メキシコは、そのトウモロコシの原産地の国であり、紀元前5000年の昔から、現在に至るまで、メキシコの人々の命の糧となってきたものがまさにトウモロコシであるのだ。


そして、飛び込み訪問であるにもかかわらず、とっても親切に案内してくださった、ここで、小麦の病原の研究をなさっている村上さんに、お尋ねした。
「世界の食糧難を解決する可能性のあるもっとも重要な穀物は何でしょうか?」
「色んな条件から、個人的には小麦だと思います。」とお答えいただいた。


ここCIMMYTは、その2大穀物の大倉庫を持つジーンバンクでもある。
世界の食料の未来が掛かっているともいえるその大倉庫は、0度に維持された冷蔵庫と、100年間の種の保存が可能というマイナス88度に維持された冷凍庫からなる。
それは、世界最大級の地震にも耐えるものだそうだ。


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写真の説明 :頑丈な冷蔵庫の倉庫


そこには、28,000種のトウモロコシの種と140,000種の小麦の種が保存されているそうです。
もちろんその種のデータも保存されている訳である。
とうもろこしと小麦の世界最大の量を保存するジーンバンク(GENEBANK)である。
その冷蔵庫の一部を見せてもらった。


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ずらりと並ぶトウモロコシの種、この種に人類の未来が掛かっているというのは大袈裟な表現のしかただろうか?


トウモロコシの原種であるテオシントゥレの種も見せてもらった。


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写真の説明 :テオシントゥレの種


この小さい硬い種、この種、食料として決して美味いものでもなく、また、穀物として栽培するにしても効率が悪い、つまりトウモロコシの原種は、ほんの小さな穂で、大変収穫率の悪いものであった、それを、長い長い年月の中で人間の努力の改良によって、メキシコの主食として、人々の命を支え続けてきた。


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写真の説明 :庭に育っていたテオシントゥレ。今のトウモロコシからは想像もできない植物、背の低い葦のような。。。。


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写真の説明 :テオシントゥレの穂が出ていた。トウモロコシの曾曾曾........爺さん?!


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写真の説明 :テオシントゥレから、少し進化してトウモロコシらしくなってきたらしいぞ!


小麦とトウモロコシの世界最大の種保存のための大倉庫ジーンバンクであると同時に、またその世界の食料問題の鍵となるべきその穀物の改良のために努力研究をしている機関が、まさにこのメキシコ州テスココの地にあるCIMMYTであるのだ。


世界の食料問題に対峙する人々(CIMMYTを訪問して)その2に続く。



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現地記者:サッチー
メキシコに語学留学後、1977年に渡航。
のべ28年間メキシコ生活。
現在、観光ガイドの仕事をしている
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