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2008年03月10日
カテゴリー:北米・中南米 | アメリカ

イン・スパ・ワールド

海外に住む日本人が最も恋する日本の文化はなんといっても温泉だろう。肩までゆっくりつかり、一日の疲れを癒すことができる湯船はやはり落ち着くもの。海外に何年住んでいても、アメリカの浅いバスタブやシャワーに満足することはない。私もすっかり温泉ホームシックにかかっており、帰国するとお約束のように温泉旅行ばっかり行っている。


しかし最近、ニューヨークのクイーンズにそんな温泉ホームシックをかなり緩和させてくれる設備ができた。現地日本人の間でもかなり話題が広まっているのが、今回紹介するイン・スパ・ワールド。


イン・スパ・ワールドはクイーンズを横断する地下鉄7番線の終点であるFlushingから、専用の送迎バスで15分ほどのCollege Pointという地域にある。


まわりは閑静な住宅街になっていて、通り道では、本当にこんなところにそんな施設があるんだろうか?と思うほど何もないエリアである。しかし、いざ到着すると、おぉ!というような大きな施設が!1ブロック近く使っているのでは、と思うほどの敷地面積だ。


02_01.jpg


韓国人が経営するイン・スパ・ワールドは、いわゆる日本のスーパー銭湯を豪華にしたような総合スパ設備だ。設備は4階建てになっており、1階がサウナやお風呂、アカスリなどの設備があるスパになっており、2階が男女共同のサウナや軽食ができるレストラン、3階がトロピカルムード漂うプール、そして4階がホワイトストーン・ブリッジを見下ろす展望韓国料理レストランになっている。また、中2階にはリクライニング・チェアが並び、一台一台にテレビがついている。まさに日本の健康ランドそのものだ。サウナの施設も、日本のスーパー銭湯ではまず見かけないような、韓国独自の土壁・薬草サウナなどがあり、種類も豊富。さすが医食同源の国、美容・健康に関しても、日本にはない歴史を感じる。


そしてハイテクという面では日本に匹敵する技術を持つ韓国だけあり、設備もなかなかのハイテクぶり。
フロントで腕時計のようになっている磁気のバンドを受け取ると、それ以降は財布を持ち歩かなくてもよいように全てその磁気バンドで管理できるようになっている。下駄箱のカギも脱衣所のロッカーも、全てその磁気バンドで開き、レストランで食事をしても全て自分の番号に請求されるというのはなかなか便利で、感心した。この磁気システムは、日本に一時帰国した時に行ったスパでも見たことがあるが、これを銭湯設備のないアメリカでまた見ることができるとは思っても見なかった。


中の客層も、私は初め日本人や韓国人などのアジア人しかいないだろう、とたかをくくっていたのだがそれは間違いで、実際は半分ぐらいが非アジア人だったのには驚いた。半分は白人という感じ。白人、といってもアメリカ人ではなく、東欧系の移民やロシア人が圧倒的に多かったのにが印象的だった。やはり純のアメリカ人には、大衆浴場というのは敷居が高いのだろうか。


いずれにしても、日本の温泉にホームシックになったときはここに来るとだいぶ緩和されるようになった。異国に住む日本人、アジア人にとっては貴重な存在となりそうだ。


In Spa World
11-11 131st Street, College Point, NY 11356
718-939-6300



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現地記者:Yoshiko A.
アメリカ在住通算13年。LAの大学留学を経て、現在は大手メーカーの
スポーツウェア部門でコーディネーター、及び通訳として勤務中。
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