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2008年02月11日
カテゴリー:北米・中南米 | アメリカ

ゴミで罰金

ニューヨークに引っ越してきたばかりの頃、SUPERと呼ばれるアパートの管理人が「勝手にゴミを外に捨てないで下さいね!私がゴミをまとめてから捨てますから、必ずアパートの所定の場所へ捨てて下さいね!」と、口をすっぱくして言っていた。アメリカは日本と違ってゴミの仕分けというのは驚くほどいい加減で、仕分けるのは缶とビンぐらいで、後はビニールだろうが生ゴミだろうが同じ袋で捨てている。南部の州などでは今でも平気でゴミを燃やしたりしていたし、日本があれだけゴミの仕分けをがんばっているのに、こんな大きな国が協力しないことにはなかなか地球温暖化への歯止めはつきそうにないな、とつくづく感じたものである。


しかしとある日曜日、犬の散歩をしようと外に出たとき、どうしてあれだけ管理人がしつこく注意していたのかわかったのである。


犬と一緒に外に出ると、アパートの目の前の、いつもゴミ回収の日にゴミが積み上げられている場所にソファーがどかん、と捨てられていた。申し訳程度にクッションはちゃんとしばってあるが、大型ゴミを道端に捨てることができるのは、さすがアメリカ・・・


うちのアパートのテナントが捨てたらしいソファーセット。


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ちなみに、日本とは違いアメリカはまだタンスだろうがベッドのマットレスだろうがTVだろうが、所定の日なら捨ててよいことになっている。日本のように捨てるのにお金はかからない。そしてニューヨークでは意外にコンディションがよいものが道端に捨てられていることが多く、高級住宅地に捨てられた家具を専門で拾う業者もいると聞いたことがある。最も、高級住宅地のものであれば、たいていは場所がなくて捨てることも多いし、私が拾いに行きたいところであるが・・・ちなみに、私のアパートは道路側に面していて、ゴミの日に窓から様子を見ていると、実に多くの通行人が道端に捨てられている家具にチェックを入れているかが見えておもしろい。


そして犬の散歩から帰ってみると、アパートの入り口のドアに通知書のようなものが貼ってあった。


02_02.jpg


何かこの通知書、見覚えがあるような・・・と思っていたら、それはソファーを捨てたことに対する市からの違反チケットだった。チケットはアパートのオーナーに当てて切られていて、違反の理由、罰金額などが示されている。違反の理由は、ゴミを捨てる日は月、水、金曜日なのに、日曜日にゴミを捨てたため、とあった。それにしてもただの消火栓や木の前に置いていたゴミから、正確にオーナーの名前や住所などを調べてチケットが書かれていたことにびっくりした。おそらく、アパートの目の前の一定の区域はそのアパートの責任、と市のデータベースにでも登録されているのだろう。


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違反切符を見てみると、罰金は100ドル。日曜日でもしっかり市のパトロールは巡回しているようだ。まあ、これだけの人間が住んでいるのだから、徹底的にやらないときっと街の秩序も乱れてしまうのだろう。しかしこれではオーナーもたまったものではないだろう。うわさでは、このような違反チケットはそのアパートに雇われている管理人が払わされる、と聞いたことがある。だとしたらどうして管理人がゴミ捨てに対してしつこく注意したのかも納得がいく。


それにしても、あの手この手で罰金を取っていく、ニューヨークシティ、恐るべし。



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現地記者:Yoshiko A.
アメリカ在住通算13年。LAの大学留学を経て、現在は大手メーカーの
スポーツウェア部門でコーディネーター、及び通訳として勤務中。
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