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2007年10月25日
カテゴリー:北米・中南米 | アメリカ

Tribute WTC Visitor Center

世界中の人々を恐怖に陥れた同時多発テロから6年の歳月が流れた。あの日以来アメリカは完全に変わってしまった、と言われるほどの波紋を全米、そして世界中に広げ、何万人もの人々の心に深い傷を負わせた忌まわしいテロリスト行為は、誰もが決して忘れてはならない事件だ。そんな思いから、ある記念資料館が設立された。


ワールド・トレード・センター跡地、グラウンド・ゼロ沿いを走るLiberty Streetには、Tribute WTC Visitor Centerという9・11記念資料館がある。Tribute WTC Visitor CenterはSeptember 11th Families Associationという、もともとは9・11犠牲者の親族がコミュニケーションを取り合うために発足された組織の活動が発展し設立された資料館である。この組織ではニュースレターなどを発行し、活発にコミュニケーションを取り合い活動を続けていたが、この惨事を一般の人々によりよく理解してもらおうという思いからWTCビジター・センターが設立されたという話だ。


ビジター・センターの中に入るとすぐに目に入るのがツインタワーの再現モデルである。モデルを見ると、いかにツインタワーが背の高いビルだったかということが一目瞭然だ。


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遺留品にはそれぞれ説明が書かれてあり、その人がどのようにこの惨事に巻き込まれたか、どのように遺留品が見つかったかなどが書かれている。ある女性は、ツインタワーに飛行機が激突する直前にワールドトレードセンター内のコーヒーショップでコーヒーを買っており、そのレシートが見つかっている。何気なくいつものように仕事に向かう途中に買ったコーヒーが、人生最後の買い物になろうとは、誰が想像できたであろうか。


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遺体が見つかって数日後に発見された遺留品もあった。この男性の遺留品は遺体発見後、数日経って発見された。


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事故直後の惨状を表したパネルも多くディスプレイされている。


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少し奥に進むと、瓦礫の中から発見された鋼管の破片がディスプレイされている。


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事件直後に現場付近に張られた無数のポスター。行方不明の家族の生存を祈りつつ親族が必死で探している様子がひしひしと伝わってくる。


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館内の随所にはベンチとティッシュペーパーが設置されていた。胸が詰まり、泣き崩れてもいいようにという配慮だろうか。。。


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地下に降りると、ビジター・センターを訪れた人々が残したメッセージが壁に貼り付けられている。日本人の訪問者も多く、日英併記でメッセージを残している人も多かった。


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時は流れ、少しづつあの時の衝撃は緩和されつつあるが、ワールドトレードセンターで働いていた人々、飛行機に搭乗していた人々、そして自らの危険を顧みず救助へ向かい命を落とした人々のことは決して忘れてはならない。世界平和のため、また歴史を正しく理解するためにも、ニューヨークに来る機会があれば必ずここは訪れてほしい。



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現地記者:Yoshiko A.
アメリカ在住通算13年。LAの大学留学を経て、現在は大手メーカーの
スポーツウェア部門でコーディネーター、及び通訳として勤務中。
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