ゴスペルブランチ
タイムズスクエア、42nd StreetにあるB.B.King Blues Club & Grillでは、毎週日曜日、午後1時半ににゴスペルブランチをやっている。プロのゴスペルシンガー、ハーレムゴスペルクワイアの歌に耳を傾けながらホームスタイルのソウルフードBuffetが食べられるというショーである。通常、ニューヨークのジャズセッションの相場は30ドル前後で飲み物は別料金なので、$37.50でブランチ&ゴスペルショーが楽しめるというのはリーズナブルな料金設定ではないだろうか。タイムズスクエアという便利なロケーションも観光客に人気の理由のひとつだ。
ゴスペルといえば私はこれまでに2回、日曜礼拝で聞いたことがある。「本場のゴスペル」を聞きたくて、ハーレムにあるアビシニアンバプティスト教会の日曜礼拝に地元信者に混じって参加したのである。この教会は観光客も受け入れてくれる大規模な教会でとてもいい体験だったのだが、厳粛な雰囲気での日曜礼拝で約1時間、パッションに満ちた牧師様の教義を聞くのはなかなか自分との戦いであった。このゴスペルブランチの場合は食事をしながら本場のゴスペルが気軽に楽しめるというのが魅力だ。
こちらがタイムズスクエアにあるB.B.King Blues and Grill。

会場はショーの1時間前からオープンする。食事はビュッフェ形式で自由に選んで食べるスタイルだ。料理は典型的な南部料理。ソウルフードの真髄というところだろう。南部料理は揚げ物が多いのだが、味はなかなかいける。飲み物もオレンジジュースやグレープフルーツジュース、コーヒー、紅茶など自由に取りにいける形式なので英語がわからなくても全く問題なし。
観客がある程度食べ終え落ち着いてきた頃、ショーの開始を告げる放送が流れ、司会と共に、7人のゴスペル・クワイアメンバーが登場する。ゴスペルは、クワイアから一人づつ前に出てきて、その人がリードボーカルになって歌うのだが、とにかくみんなすごい歌唱力!!本当に魂からのメッセージ、というような力強い歌声に圧倒される。ポジティブなオーラというのだろうか、聞いているうちになんだか気分が明るくなってくる、不思議なエネルギーを感じる。
ゴスペル・クワイアメンバーは場を盛り上げるのもうまく、手拍子しろ、立ち上がれ、などとにかくアップテンポの音楽とノリのいい歌で観客を盛り上げる。周りを見ると観客も半数以上が立ち上がって手拍子したり踊ったりと、すっかりショーに引き込まれている。
時折、じっくり聞かせる音楽に切り替えたりと演出がうまい。ずっとアップテンポなのも疲れるからだろう。映画「天使にラブソングを」でも歌われている有名な曲もあり、聞いているほうも身近に感じて楽しい。ショーの最後では、誕生日の人達をステージに呼び、みんなで歌を歌うという完全な観客参加型ショーとなっていた。
ニューヨークに遊びに来ることがあれば、是非日曜日のお昼はこのゴスペルブランチでハーレムゴスペルクワイアのソウルフルな歌声を聞いて欲しい。心に響く歌声がストレスを吹っ飛ばし、明るい気分になること請け合いだ。
チケットはB.B.King Blues Clubのホームページから購入可能。
B.B. King's Blues Club & Grill
237 West 42nd Street
New York, NY 10036
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現地記者:Yoshiko A.
アメリカ在住通算13年。LAの大学留学を経て、現在は大手メーカーの
スポーツウェア部門でコーディネーター、及び通訳として勤務中。
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