「ベトナム/サイゴンの秋」
日本はもうすっかり秋、紅葉の美しい季節だと思うが、
ホーチミン市は相変わらず夏。
ただ10月は年間で最も雨の多い月なので、
寝苦しいような暑さではない。
ベトナム南部は雨季と乾季の2つの季節しかない。
四季のある日本から来た身からするとなんとも味気ないのだが、
小さな秋、一応ここにもあるのです。

この季節になると、トロピカルフルーツに混じって売られるのが柿。
これが並び始めると、暑い中でも秋がきたんだなあ、と感じる。
ただし小ぶりで、渋柿を皮が手でむけるほど完熟させたもので、
甘いけれど後味に渋みが残ってしまい、どうも好きになれない。
一応丸々とした日本の普通の柿と似たような形の柿もあり、
こちらは甘柿なので、そちらを買うようにしている。
中国からの輸入物だと思うが、こちらは妙にぱりぱりとしていて
甘さはかなり控えめ。
やはり季節ごとの果物は日本のほうがおいしいなあと思う。
そう思うのは日本人だけではなく、ベトナム人もそう思うようで、
リンゴや梨、柿といったものはベトナムでも売ってはいるものの、
日本の果物をお土産に持ち帰ると、まず香りの強さにびっくりし、
甘くておいしいと口を揃えて言う。
ベトナムの人へのお土産は日本の季節の果物が良いかもしれない。
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現地記者:Fiona
1992年大学卒業後、高校および専門学校で社会科教員として勤務。
2000年3月に初めてベトナムを旅行、2001年4月よりホーチミン市在住し
日系企業勤務。
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