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2007年10月10日
カテゴリー:アジア | ベトナム

「ヘルメットはかっこわるい?」

今まで一部の国道でヘルメットの着用が義務付けられていたが、
9月15日から全国道でのヘルメット着用が義務付けられた。
公職者はその他道路での着用も義務付けられたらしい。
そして12月中旬には着用義務が全道路に拡大される予定だ。
本当は一斉に着用を開始したかったようだが、
ヘルメットの供給が間に合いそうになかったとういのが実情らしい。
ヘルメットは基準に達した認証が貼られているものでないといけないことになっている。
だが新聞ではヘルメットが「ホンモノかニセモノか」というような話題が
連日紙面をにぎわせている。ニセモノ天国、ベトナムらしい話だ。


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国道ではまだ一部着用していない人がいるものの、
今までになく取締りが厳しいようで、着用率はかなり高いようだ。
中心街でも国道を通って通勤してくる人なのか、着用している人がかなり多くなった。


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間に挟んでる子供はナシでいいの???
というか、こういう乗せ方をさせること自体が日本の常識では考えられないけれど。
ベトナムでは6歳以下の子供なら3人乗りまでOKとなっている。
スカートでの運転や後ろ座席の横座りも日常の光景だ。


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ヘルメット着用義務化に伴い最近登場したのがこの生々しい看板。


"ヘルメットをかぶると、ちっともかっこよくない"
(被害者N L - 脳の損傷により植物状態で生きている)


毎年12,000人以上が交通事故により死亡している。
そして数万人が怪我を負っている。
このことは同時に、数千の家族が哀れなカケラを一つ一つ拾いながら、
苦しい生活をしなければならない、ということを意味する。
家族は愛するものを失って苦しむ。
収入が不足してしまう、あるいは脳を損傷した人の面倒をみるための
出費により、家計は不安定となる。
本当に残念なのは、この痛ましい事柄のほとんどを阻止することができた
はずだということだ。
「ヘルメットをかぶる」という簡単な方法で。



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"ヘルメットをかぶると髪が乱れてしまう"
(被害者H L - 脳の損傷)



確かに、髪の毛が乱れるのは私もイヤなんですけどね・・・。
ベトナムでは過去に何度もヘルメット着用全面義務化の案が出されていたが、
そのたびに各方面からの反対が相次ぎ、実施にはいたっていなかった。
その理由の中に「アオザイにはヘルメットが似合わない」といった
外見を気にしたものがいくつか含まれていたのにはびっくり。
見た目より安全でしょう!
また、先般の調査では死亡事故の確か35%が飲酒運転によるものだったと聞いた。
飲酒運転の取り締まりも、一応測定機器の支援を海外からうけたらしいが、
まったく行われていないような現状である。
ベトナムではバイクの運転免許取得はマークシートの筆記試験と、
8の字を書くだけの実技試験のみ。
日本のような交通安全教育はいっさいおこなわれていないといってよい。
「そういう運転ありえないでしょう!?」というびっくりするような
危険な運転をする人は日本よりはるかに多い。
一見みんな運転がうまくてスムーズに進んでいるようにみえるが、
大病院の外科病棟に行くと、まるで野戦病院のように
交通事故患者が廊下まであふれている。


公共交通機関が整っていないベトナムでは、オートバイは庶民の足。
今後交通量はますます増えると思うし、人々の安全に対する意識を向上させる
根本的な対応が必要なのではないだろうか。



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現地記者:Fiona
1992年大学卒業後、高校および専門学校で社会科教員として勤務。
2000年3月に初めてベトナムを旅行、2001年4月よりホーチミン市在住し
日系企業勤務。
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