二人の距離

ローカルのカフェには男性ばかり。
最初びっくりしたのがカフェの座席の並び方。
通りに向かって2つずつ並んで席が設けられている。
(ハノイに行くとその逆で、店の中に向かって席が並んでいるらしい)
その席に男性が並んで座っている。
ただ並ぶだけではなくお互いの膝の上に手を置いていたりして
やたら距離が近い。
バイクに男性二人乗りでも、前の人の肩にあごを乗せて
話しながら乗っている人もいるし、
まるで恋人同士のように腰に手を回して乗っている人までいる。
常夏のサイゴン、暑いと思うんだけれど。
男性だけでなく、女性同士ももちろん距離が近い。
話をしていると、やはり腿の上に手を置かれたり、
腕をなでなでされることがよくある。
市場では女の子が暑い中抱き合って昼寝をしたりしているし、
大人の女性でも腕を組んだり手をつないだりして歩いているのが普通。
最初はこの距離感に慣れなくて、話している時顔の位置が妙に近くて
落ち着かない感じがした。国ごとに心地よく感じる距離感が違うのだろうか。
今では私もベトナム人の友達とは手をつないで歩いたりしているが
日本人の友達や家族と手をつないで歩くのはちょっとはばかられる。
大人になれば恋人同士でない限り日本ではあまりないだろう。
一方で日本は寿司づめの満員電車やエレベーターで
赤の他人と体を密着させるのは平気なのに、
知っている人とは一定の距離感を保ちたいのはなぜなんだろう。
赤の他人だと「モノ」になってしまうのだろうか。
大切な人と触れ合うっていうのは大事なことかも、と思う今日この頃。
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現地記者:Fiona
1992年大学卒業後、高校および専門学校で社会科教員として勤務。
2000年3月に初めてベトナムを旅行、2001年4月よりホーチミン市在住し
日系企業勤務。
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