ボルネオ島(1)
マレーシアは西マレーシア(マレー半島)と東マレーシア(ボルネオ島)に別れおり、
東マレーシアにはサラワク州とサバ州がある。あまり東マレーシアの事を書いたことが
ないので、今回はザックリと紹介。
ボルネオ島は世界で3番目に大きな島で面積は日本の2倍。ブルネイ、インドネシア
(カリマンタン島とインドネシアでは呼ぶ。)、マレーシアの3国がここにある。
動物や自然の宝庫といわれているが、その通りで、「熱帯」のイメージがそのまま当て
はまる所だろう。多様な土着民族が多く住み、クリスチャンも多いので東マレーシアは
西マレーシアとはちょっと違った雰囲気を持つ。
サラワク州の州都“クチン”は「猫」という意味で、街の中にネコの銅像や石像などを
良く見かけ、長く白人の王が統治していたせいか、街の雰囲気もスッキリとして綺麗な
印象を受ける。
土着民族が作った木彫りや民芸品はデザインもユニークで見ているだけで楽しい。以前
木彫りのテーブルを買ったのだが、日本人と分かると、値段が高かったのだが、
「え~~高いよぉ。私ローカルだよ。クアラ・ルンプールに住んでるんだもん。」と
いうと、いきなりローカル値段になって驚いた(笑)。
毎年7月にサラワクでは、Rainforest World Music Festival というワールド・ミュー
ジックの祭典がある。カルチャーセンターで行われる3日間のイベントだが、夜のジャ
ングルでのコンサートは独特のシチューエーションと相まって、もの凄い盛り上がりを
みせる。月が出ていたりしたら、魔法を掛けられたようにグルービーになってしまうよ。
チャンスがあったら是非一度足を運んでもらいたい。
勿論、国立自然公園など、ネイチャーを楽しむ事もできるし、奥地へ行けばイバン族の
ロング・ハウス泊まるツアーなんかもあったりする。クチンから小型機で移動すると、
世界遺産にも登録されたムル洞窟があり、インディー・ジョーンズ的な冒険?が出来て
面白いかも。
私は3度、サラワクを訪れたことがあるが、また行ってみたい場所の一つだ。まだまだ
見ていない所が沢山ある。サラワクの方はアップできる写真が今手元に無いので、ここ
からはサバ州の方の事を書こう。
州都コタキナバル(KK)へは東京・大阪から直行便もあり、6時間を切る程度のフラ
イトで行けるので、穴場的な旅先なのではないだろうか。
州都と言っても都市部人口は53万人なので、そんなに大きくはないが、マレーシアで6番
目に大きな都市である。ここのいいな・・・と思う所は、『ショッピング・センターや
都市のインフラもまぁ整っていて、すぐ近くに豪華なリゾートホテルや山や海の大自然
がある。』という点だ。長く滞在しても退屈する事はない。
海辺の街で、中華系の人も多いだけあって、海鮮料理はかなり美味しい。
マレー半島の沿岸ビーチは砂浜も海水もあまり綺麗ではないが、KK付近は極上とはいかな
いが、結構いけている。しかし、綺麗な海水の白い砂浜のあるマリーン・パーク(トゥン
ク・アブドゥル・ラーマン公園5つの島からなる)にはKKからスピードボートで約30分
程度なので、沿岸リゾートから日帰りで行く事も可能。(シャレーなど宿泊施設がある島
もある。)

KKの街に近いリゾートのお勧めをいくつか。
シャングリラ・タンジュン・アル・リゾート(Shangri-La’s Tanjung Aru Resort)。
老舗ホテル。広大な敷地を誇り、マリーン・スポーツは勿論、託児所(2~12歳)まで
完備しているので、子連れでも大人だけでアクティビティを楽しむこともできる。
ここのサンセット・バーでの夕陽は絶品!
ステラ・ハーバー・リゾート&SPA(Sutera Harbour Resort & SPA)。
00年にオープンした大型リゾートホテル。リゾート型(マゼラン)とシティ型(パシフ
ィック)に棟が別れているが、どちらの部屋も悪くない。マゼラン・ウィングの方が
部屋の雰囲気はいいが・・・。ホテル内の施設はかなり充実していて、とっても綺麗。
マリーナもあり、クルーズも楽しめる。ゴルフ場もある。
車でKKから40分くらい離れるが、トゥアランにもお勧めのリゾートがある。
ネクサス・リゾート・カランブナイ(Nexus Resort Karambunai)。
ロッジ型の部屋(スイート)とビルディング型の部屋があり、ロッジ型の方はゴージャス
感もありいい。ゴルフ場を所有し、海もきれいだし(マリーン・スポーツOK!)、
裏に自然公園がありジャングル・トレッキングも出来る。
シャングリラ・ラサ・リア・リゾート(Shangri-La’s Rasa Ria Resort)。
ホテルの敷地隣接した自然公園にいるオランウータンに会うことができ、近くの水上村
へのツアーもあり、マリン・スポーツは勿論、色々なことを体験できる面白いリゾート
だと思う。

KK郊外で触れないわけにはいかないな。サバっ子自慢の東南アジアで最高峰のキナバル山
(標高4,095m:Low’s Peak)。付近はキナバル公園と呼ばれている。

空港から車で1時間半から2時間くらいかかるだろうか。この山の付近では野菜が作られ、
沿道に野菜やフルーツの露店を沢山みることができる。山のふもとには(公園内)植物園
もあり、熱帯の高原植物を見ることが出来る。
さて、登山だが、頂上までは通常、登り始めてから途中のロッジで1泊し、2日かけての
行程になる。入山は朝になるので、キナバル公園の近くに前日から宿泊すると、疲れも少
なくていいと思う。登山者は入り口で登録が必要で、ガイトと共に登る。重い荷物を背負
って登る自信のない人はポーターを雇うのもいいだろう。彼らは若いが、山育ちだけあっ
て、私達が心配になる程の荷物を抱えても、全然大丈夫なのだ。
登山ゲートは既に標高1866mあり、山道は階段上になっているので登りやすいのだが、標高
2200mくらいを過ぎると空気が薄くなり登るのが非常に辛くなる・・・。
私が登った時は、仕事で・・・だったのだが、体はそんなに疲れていなくて「オカシイ・・・
体は動くはずなのに・・・」と思っても、息が出来なくてキツイなんてものではなかった。
ロッジ(標高3272m)までガス・ボンベを背負ってスイスイとカモシカのように登って行く
おばちゃんを横目に、「なんでこんな仕事を請けてしまったんだろう・・・。」と大後悔。
しかし、メンバーの一人が体調を崩し、私はその人とロッジへ辿り着く前に下山したのだけ
れど、内心「やった~~!」と思ったのは言うまでも無い。空気が戻ってくると、体が本当
に楽になり、人間にとって「酸素」がいかに大事か良く分かった。
(ちなみにウチのパーティーは8時間もかかってロッジに着いたそうだ・・・。)ロッジは
そんなに期待しないで欲しい。良くはなっているらしいが、何しろ山の上なので、標高0m
に近い海岸のリゾートのような施設は望めない。
通常はロッジまで5~6時間かけて登り、翌日午前3時くらいから山頂を目指す。岩肌の山を
登っていくのはかなり大変なようだ。(ここから写真は山頂へ行った友人の物を拝借。)
山肌はかなり急斜面で、ロープを使って標高を稼いでゆく。
実は登りは写真を撮る余裕がなかったそうで、これらは下山。下山も厳しそうだ。
気になる山頂は・・・。ローズ・ピークLow’s Peakがどの写真か分からなかったので割愛
した(ごめん。)。
セント・ジョーンズ・ピーク(4,090.7m)
サウス・ピーク(3,921m)
晴れていて、こんな風景がみれたら、「やった!」と思うのだろうな。
暫しその風景をエンジョイして・・・と思うが、友人はそんな余裕はなかったらしい。
そして、一気に麓まで下山。
ガイド・ブックには「初心者にはきつい」などと書かれていていないが、ハイキング気分で
行くととんでもない。また、熱帯とはいえ、標高が高いので上の方はかなり寒い。ちゃんと
した準備必要だ。素人のハイキングではない事を頭に置いておいて欲しい。かなり脅してい
るけれど(?)初登山で登っている人も結構おり、13歳くらいでチャレンジする子もいる。
(要は自分の体力と相談しながら・・・。)
山を登る途中、珍しい植物や昆虫を見ることもでき、体験し
た事のない登山を楽しむことができるだろう。
ちなみに、毎年キナバル山国際登山レースというのがあるのだが、いったいどんなツワモノ
達が参加するのだろうか。その記録も山頂までの往復21Kmを3時間くらいで走るらしい。
信じられない・・・。
============================================================
現地記者:宮下クミコ
1990年に渡航。
数年後個人事務所を設立。現在に至る。撮影や取材・リサーチなど
マスコミ系のコーディネーターが主な仕事だが、
他にコンサルや通訳翻訳もやっている
============================================================

- 2010年
- 2009年
- 2008年
- 2007年
- 2006年
- 2005年







この記事に対してリンクしました、ということを相手に自動的に通知する仕組みで、ブログ(Blog)の機能のひとつです。相手側もトラックバックを確認することでそのリンク先を知ることができます。
なお、このサイトでは、【Movable Type】というウェブログツールを使用しております。
したがって、阪急交通社が保証する内容ではありませんので、あらかじめご了承ください。
そのため、一部のブログやサービスによってはトラックバックが出来ない場合もありますが、予めご了承ください。
リンクがない場合には、「HTTP error: 403 Throttled」として、トラックバックが張り付かない仕組みになっております。