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2007年10月10日
カテゴリー:アジア | シンガポール

ラマダン中の食生活

9月13日から始まったラマダン。イスラム教徒はこの1ヶ月日の出から日没まで断食
をしなくてはならない。


朝4時か5時に起き、朝ごはんの用意をし、それから19時過ぎくらいまで、食事、水、
タバコもダメである。(人に寄っては唾すら呑み込まないらしい・・・)断食が始
まる頃は、辛そうな感じの人が多いが後半になるとみんな平気な感じだ。慣れなん
だろうね、やっぱり。


イスラム教の人と結婚した人はマレーシアではイスラム教に改宗する人が多いが
(本来はmustでは無いらしい)、日本人の女性でもイスラム教徒と結婚した人など、
見かけはまったくマレー人じゃないのでサボろうと思えばサボれるのだが、断食を
ちゃんとやっている人は多い。


子供達は早い子は7歳くらいから断食を始めるようだが、10歳くらいになると大体の
子は始めるようだ。最初は1日置きとか、頑張れるところまで・・・という感じで翌
年は1ヶ月やる・・・というようなパターンが多いらしい。女子高生には「自分はイ
スラム教徒ではないけれど、友人がやってるから自分もダイエットを兼ねて付き合っ
ている。」なんていう子もいるらしい。


断食はマレーシア(インドネシアも)では『プアサ』という。英語ではFastingとい
うが、朝食のBreakfastは眠っている間食事をしていない(断食)をブレイクするか
らそう言う、とは聞いてはいたもののマレーシアに来る以前はあまりピンと来ていな
かった。しかしラマダン中、ホテルなどでは「Breakfast buffet」という看板が出て
いたりするし、夕食を指して「breakfast time」などと普段の会話にも出てくるので、
妙にその語源を納得したりする。


マレー語では「ブカ・プアサ」という。ブカは『開く』という意味なので、『断食
を明ける』っていう事だね。


通常の夜市ではなく、ラマダン限定のブカ・プアサ用の食事を売る露店が多く出る。
会社の帰りなどに買って帰る人が多い。
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外で食事をする時は時間に気をつけなくてはいけない。7時ちょっと前から、イスラ
ム教徒が入れるレストランはイスラム教徒が一杯だ。彼らは着席し、食事を目の前に
並べても手はつけず、ブカ・プアサの時間になると一斉に食べ始める。初めて見た時
はかなり不思議な光景だった。マクドナルドやケンタッキーだってそうなのだ。


なのでイスラム教徒以外の人は、イスラム教徒が入れないお店(ノン・ハラル)に行
ったり、早めに行ってさっさと済ませる、落ち着いた頃に行くなど時間をずらして食
事をする。


先月、中秋のお祝いで月餅コーナーがアチコチにあったが、終了と同時に月餅はクッ
キーなどに替わった(忙しい!)。


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このクッキーもこの月だけホーム・メイド・クッキーを売る商売をする人も多い。
ハリラヤにはお金がかかるから、先に書いた露店もそうだがこうやってサイド・ビジ
ネスをする人が多いのだ。


ラマダンに良く見られるのが、干しデイツ(ナツメ椰子の実)。味は干し柿に似てい
て甘い。日中断食をしているので、先ずお水とこの甘いデイツで血糖値を上げるのだ
ろう。そんなわけでスーパには中東からのデイツが沢山並ぶ。


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写真はアメリカのデイツだが、「イスラムの習慣だから中東産のを食べる。」と言っ
ている人も多いそうだが、アメリカ産のデイツちょっと値段は高めだが、美味い!
(私は沢山食べないので、16個だけ入っている量り売りパックを買った。)


断食だから、粗食に・・・というのは大違いで、普段より豪華な気がする。この期間
中、友人や会社の同僚など色々な集まりで、共に日没後の食事(『ブカ・プアサ』
Breakfast)を取り、夜のお祈りをする会食がよくあるし、クリスマスや日本の正月の
ようにカードを送ったり、


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写真:ハリラヤ・カード


ハンパーという食べ物の詰め合わせなどを贈りあったりする。
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写真:ハンパー


禁欲の月なのか、お祭りモード(日本で言う師走のムードに似ているので)なのか・・・。
エジプトなんかも、毎晩ドンチャン騒ぎだと聞くからな・・・。


さて「断食1ヶ月後、痩せるのか?」私の友人達に聞くと、返事はやはり大抵は「痩せる」
だが、中には変わらないという人もいる。どぉ?来年はやってみる?



マレーシアへのツアーはこちらから
そのほかのツアーはこちらから


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現地記者:宮下クミコ
1990年に渡航。
数年後個人事務所を設立。現在に至る。撮影や取材・リサーチなど
マスコミ系のコーディネーターが主な仕事だが、
他にコンサルや通訳翻訳もやっている
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