レダン島(2)〜海〜
マレーシアはダイバーズが一度は行きたい・・・そう思うポイントがいくつもあり、
人気を博している。
このレダン島との出会いは確か93年か94年で、マレーシア政府観光局で『マリ
ーン』の資料を見ていた時だった。
資料にあった海の写真の色があまりにも美しく「またぁ〜〜、色入れちゃってぇ。
こんな海なわけないだろう・・・。」なんて思ったのだが、陸路で移動し、スピー
ド・ボートでリゾートについた時に、「写真と同じだ!凄い!これ、凄いよ!」と
感動したなんてものではなかった。何時間もかけてきた甲斐があった・・・と、
じ〜〜んとするほどだった。
その後、ジョホール州のブサール島、トレンガヌ州のテンゴール島、ボルネオ島サ
バ州コタキナバル近辺のマリンパークと行ったがこのレダン島に勝る海には出会え
ていない。(勿論ダイバーズの憧れの島、シパダン島など私が行った事のない島も
沢山あるのだけれど。)
レダン島はマレー半島南シナ海側、トレンガヌ州沖にある国立海洋公園(マリン・
パーク)の中にある。国で保護されている区域なので勝手に魚釣りは出来ないし、
珊瑚や海の物を勝手に持ち帰ったりすることは出来ない(処罰される)。
宿泊したベルジャヤ・レダン・ビーチ・リゾートは入り江にあり、ビーチはパウダ
ー・サンドでゴミもなく美しい。白人はここぞとばかりに体を焼き(真っ赤になる
ことも厭わず)、中華系の人、日本人も結構いた。
リゾートでは、アクティビティとしてダイビング・ツアーやシュノーケリング・ツ
アー、フィッシング、タートル・ウオッチング、ペダル・ボート、バナナ・ボート
などがある。
ダイビングは、PADIのダイビング・センターがあり、ライセンスを取ることも
出来るし、ここでは特殊ダイバーのコースや、インストラクター・コースなどもあ
るようだ。私はダイビングはしないので詳しくは聞かなかったけれど・・・。
ダイビングをしないのに、なぜこの島か?それはハウス・リーフがあるので、シュ
ノーケリング・グッズを持ってリゾートの前で魚を見たり楽しむ事ができるのだ。
(日差しが強いので常にTシャツを着たまま海に入ることを勧めます。)
そして、やはりお勧めしたいのは島を1週するシュノーケリング・ツアー。
シュノーケリングで十分美しいマリン・ライフを覗く事ができる!
今回は島の周りの4ポイントを約3時間半で回るものに滞在中2度参加した。
先ず参加したのは、滞在3日目の午後2時半からのツアー。午後から引き潮になるの
で海が浅くなり日光が海の中をキレイに照らしてくれる。
パンや魚の餌を持ってパラパラと海に落すと、もの凄い勢いで魚が集まってくる。
写真は撮れなかったが、この時、ブラック・チップという鮫や海がめとも遭遇した。
私は見なかったけれどナポレオン・フィッシュもいた。
滞在5日目は午前9時半からのツアー。「午前の方が水がクリアだよ。」と言われた
のだけれど、カンカン照りでもなかったのと水深も深かったせいでやっぱりあまり良
いとは思えなかった。それでもご覧の通り。
回ったポイントは、前回と同じ所が1箇所であとは違う所だった。大物には出会えな
かったが、薄オレンジの口紅をさしたような、変な顔の魚に出会った。
「こんな魚がいたよ。」と、写真をナビゲーターに見せると
「これはトリガーフィッシュだよ。」と。
「食べれるの?」
「うん。食べれる。」
「美味しいの?」
「うん。チキンみたいな感じ。」
こんなグロテスクなのが美味しいのか???
(魚と見ると「食べれるか、食べれないか」と聞いてしまうのは日本人だからか?)
帰ってから調べてみると色々なトリガーフィッシュがいて、これはイエローマージン・
トリガーフィッシュというものらしい。フグ目モンガラカワハギ科になるらしく、
フグ目カワハギ科なら美味しいかもしれない・・・と納得する私・・・。ちなみにトリ
ガーとはピストルのトリガーから来ているらしいが、上からの写真で下ビレを確認する
ことができない・・・。残念。
その日の午後、タートル・ウォッチングというのに参加した。
「絶対にカメが見れるの?」と聞くと
「絶対に見れる。」と自信たっぷりに言うのである。グラス・ボート(船底がガラスに
なっている)に乗って出発。
「本当かよ・・・なんで“絶対”なんだ?」と思っていたら、リゾートからそんなに離
れる事もなく、岩場を挟んだ隣の砂浜のある入り江の方へ・・・
「いたよ!カメ!」とナビゲーター。
確かにいた・・・。グラス・ボートからでは上手く写真が撮れないので、海にそのまま
ジャンプして撮った写真がこれ。海の底の海草を食べているようだった。
カメが見れれば、この旅行は万々歳!連れて行った娘も大満足な様子。よかった。
マリンパークはマレーシア政府の努力によって、12年前よりも海にカメが戻って来てい
る様だし、珊瑚も復活してきているような印象があった。そして10年後、20年後も同
じ美しい海であって欲しいと切に思う。
こんなにアクセスが楽で、手軽に海の中の世界を楽しめるレダン島はやはり行く価値があ
ると思う。
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現地記者:宮下クミコ
1990年に渡航。
数年後個人事務所を設立。現在に至る。撮影や取材・リサーチなど
マスコミ系のコーディネーターが主な仕事だが、
他にコンサルや通訳翻訳もやっている
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