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2009年12月24日
カテゴリー:ヨーロッパ・アフリカ | オーストリア(東中欧)

ピェルニキといったら蜂蜜入り』

ヨーロッパのおとぎ話に、たびたび登場するクッキー。サンタさんをねぎらうために、ココアと一緒に夜置いておく、などという話を聞いたことのある人、いらっしゃるのでは。
ポーランドでも、サンタさん用にというわけではありませんが、クリスマスにクッキーを焼きます。
その名もペェルニキ。


このピェルニキは白くありません。こげた訳じゃないけど、茶色です。アメリカではジンジャークッキーと呼ばれている代物に似ていますが、こちらには蜂蜜が入ります。これ、ポイント。なんといいましても、この蜂蜜が入ったピェルニキの『ポーランド昔話』があるぐらいですからね。


この昔話をぎゅっと濃縮してしまいますと、しがない一菓子職人であった主人公がそれまで誰も考えつかなかった蜂蜜入りのピェルニキを焼き、王様に認められたため、心を寄せていた親方の娘さんと結婚できて、めでたしめでたしという話です。
ということで大人から子供まで知っている、『ピェルニキといったら、蜂蜜入り』、これがキーワードです。


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これは今年我が家が買ったピェルニキの生地。生地を買って家で型抜きだけするだけですので、子供達にやらせることに。


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左側は普通のバタークッキー。右側がピェルニキです。焦げたわけではありません。


ピェルニキの生地は買うこともできますが、自宅で作ることもできます。なんてったって便利な世の中になりましたからね。お店では『ピェルニキの素』なる、粉が売っております。これを普通のクッキーの生地に混ぜるだけで、香りがぐんと変わります。
更に、時間のある人は、このピェルニキの生地で、家まで作ってしまいます。私の場合は時間があったとしても手先に問題が大有りなのでそんな挑戦はいたしませんが・・・。


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こちらが大作、ペェルニキで建てたお菓子の家。ヘンゼルとグレーテルもこんな家を見たのでしょうか。


ピェルニキと他のクッキーの何が違うかといいますと、まずその硬さ、、、というか、やわらかさ。ピェルニキはやわらかいのが『よし』とされています。ですので、硬く焼き上げてしまった場合、焼き上げたピェルニキをクリスマス本番1~2日前に密閉容器から出しておくとよいといわれています。そして、このピェルニキ、密閉容器に入れておけば2~3ヶ月もつといわれていますので、焼き上げるのは11月の終わりごろがよいとされていますが、多くの人は12月の2週目ぐらいに急いで焼いております。


とにかく時間がない、というひとには、出来合いの焼き上がりピェルニキをどうぞ。スーパーで1年中売られているピェルニキの多くはチョコレートコーティングされていて、中にはフルーツジャムが詰まったものが多いのですが、これもこれでまた美味。


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一年中お店で見かけるピェルニキ。



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現地記者:ソルネク流 由樹
ポーランドに在住。
フリーで通訳・手配行をするかたわらドッグ・セラピーの教室を持つ。
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