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2008年03月30日
カテゴリー:ヨーロッパ・アフリカ | オーストリア(東中欧)

復活祭で最も重要な「聖週間」 − 「聖土曜日」「復活の主日」

聖土曜日  聖土曜日(ポーランド語でWielka Sobota)は、
亡くなったキリストを墓に葬った日とされ、四旬節最後の日、そして復活祭前の聖なる三日間の最終日です。


この日ポーランドでは、きれいにかざったイースターバスケットを持って教会に出かけ、
聖水でお清めしてもらいます。


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このイースターバスケットは、籐かごに白いレース布を敷いて、そこに ピサンカ(pisanka)
と呼ばれる模様を描いたゆで卵や、イースターブレッド、塩、砂糖でできた羊、
チョコレートのウサギ、チーズ、バターなどを入れます。
もちろん中に入れるものは各家庭によってさまざまで、
最近は出来合いのものも売られているようです。


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そしてこの聖土曜日には、翌日の復活の主日を迎えるための、復活徹夜祭が行われます。


そしてもう一つ、ポーランドでは、この聖土曜日は非常に大切な日です。
というのは、この日はポーランドがキリスト教国になった記念日でもあるからです。
966年、時のミェシコ一世が洗礼式を受けてポーランドはキリスト教国になったのですが、
この洗礼式が行われたのが、966年の復活祭の聖土曜日、
計算によると966年4月14日であったといわれています。


復活祭の日曜日はイエス・キリストが復活した日。
この日ポーランドの各家庭では盛大なお祝いをします。
食卓には数々の卵料理が並べられます。卵は復活のシンボル。
お清めをしてもらったゆで卵をみなで分け合い、イエス・キリストの復活を祝います。


ところで復活祭が近づくにつれ、「復活祭を誰と過ごすか」がみな気になりだします。
復活祭やクリスマスなど、キリスト教の伝統行事は、家族一同そろってとり行うのが
伝統的なスタイルです。
しかし相方に先立たれた高齢者、離婚してまったく身寄りのない人、
若い世代が国外に出稼ぎに出たために一人とり残されてしまった年配者など、
さまざまな事情から復活祭をともにすごす人がいない人も多いのです。


それゆえ祝日を前にしたこの時期に一人ぼっちの人は「祝日恐怖症」になってしまうこともあるのだそうです。
テレビドラマでも、登場人物が「私は身寄りがまったくない。復活祭を迎えるのが怖い」と告白し、
それを見かねた友達らが、復活祭のパーティの席に誘ってあげるシーンがたびたび登場します。


日本ではクリスマスの時期になると若い世代の人たちは「クリスマスを誰と過ごすか」を気にしますが、
ポーランド人にとっては、日本人が想像する「(恋人のいない)一人で過ごすクリスマス」以上に
一人で過ごす復活祭(やクリスマス)は、わびしく、切なく感じるもののようです。
キリスト教への信仰心が強ければ強いほど、そのわびしさも大きなものでしょう。



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現地記者 Akiko HIRATA
大学在学中のアルバイト期間も含め旅行会社に通算7年間勤務。
多方面に添乗経験あり。
現在はドイツ在住。ドイツ語は目下勉強中。
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