似たような名前のホテルにご注意!
クラクフ旧市街・フロリアンスカ門そばに、 ホテル・ポルスキ Hotel
Polski という3つ星ホテルがあります。ポーランド王の家系であるチャルトリスキ家のお屋敷を改造した、200年以上の歴史と伝統を誇る、由緒あるホテルです。同じ敷地内にダヴィンチの絵画で有名なチャルトリスキ美術館を擁し、中央広場まで徒歩2分、クラクフ駅まで徒歩5分と観光にも便利なロケーションなので、非常に人気があります。
ところが去年終わり、同じクラクフに、 ホテル・ポレスキ Hotel Poleski
というホテルが新しくオープンしました。こちらは、外観、内装ともにモダンなデザインで、昨日ご紹介したアートホテル同様、ヴィスワ川南岸の旧市街からはやや離れた場所にあります。
しかしなんとも間違いやすいネーミングだと思いませんか?
ポルスキとポレスキ、一文字違いです。
ポーランド語のつづりも、e
の文字があるかないかですので、これではポーランド人でも聞き間違います。
前者のホテル・ポルスキの方が、歴史も古く有名なので、後者のホテル・ポレスキの方を予約された方は、間違ってポルスキに連れて行かれないように、十分気をつけてください!
もう一例、クラクフのホテルで非常に紛らわしいのが、ホテル・フロリアン
Hotel Floryan と、ホテル・フロリアン Hotel Florian
です。こちらはi
(イ)とy(ウィ)の母音一文字違いです。y(ウィ)は日本語にない母音なので、i
(イ)とy(ウィ)を発音し分けるのは日本人旅行者には難しく、しかもカタカナで書くとまったく一緒!前者は旧市街、フロリアンスカ通りにある老舗の高級四つ星ホテル、後者は、町をやや離れた幹線道路沿いにある二つ星ホテルです。やはり前者の方が有名なホテルです。
ワルシャワでは、ホテル・マリオットHotel Marriott とホテル・マリア Hotel
Maria
などが紛らわしいです。マリオットホテルは、ワルシャワ中央駅前の超高級高層5つ星ホテルで、多くの日本人旅行者に利用されています。一方ホテル・マリアは街北部にあるこじんまりとした2つ星ホテルで、部屋数もマリオットに比べ圧倒的に少ないのですが、『地球の歩き方』に載っているため、こちらも日本人利用者は多いです。しかしポーランドでは日本人は金持ちと思われているので、ホテル・マリアに行ってくれと指定しても、日本人ならマリオットだろう、という思い込みによる間違いが多々発生します。
またワルシャワでは、キューリー夫人博物館に行こうとして、「マリー・キュリーの博物館はどこか?」と尋ねると、メルキュールホテルへ連れて行かれてしまう、という聞き間違いも、しばしば生じます。(ポーランドでは、マリー・キュリーは、マリア・スクワドフスカと呼ばれていて、キュリーといわれてもぴんとこないからです。)
というわけで、これらのホテル等をご利用になる場合は、類似のホテルに十分にご注意ください!タクシーなどに乗る場合は、あらかじめ、ホテルの名前と住所をメモしておいて、それを運転手さんにみせるのが一番確実です。
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現地記者:ヴァシレフスカ・サチコ
2003年東京大学大学院終了 生命科学修士
同年4月ポーランド人の夫と結婚、ポーランドに移住
ポーランドにてフリーライターとして活躍
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