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2007年07月26日
カテゴリー:ヨーロッパ・アフリカ | オーストリア(東中欧)

バルト海の宝石−グダニスク

バルト海沿岸の町グダニスクは、ポーランド最大の港町です。
そしてその旧市街の美しさから、ポーランドでもっとも美しい街の一つといわれています。


かつてのハンザ同盟都市であるグダニスクには、中世の雰囲気漂う町並みが広がっています。
ドゥーギ広場、ネプチューンの噴水、聖マリア教会、黄金の門、緑の門、王室礼拝堂、
モトワヴァ運河 、木造クレーン 、聖ヤン教会、アルトゥスの家。
これらの旧市街の町並みは、第二次世界大戦での激戦で9割以上が破壊されてしまいましたが、
戦後、市民らの熱意によって、廃墟から戦前の町並みが完全に復元されました。

街中のどこからも見渡せる高いレンガ造りの建物は、14世紀に建設された聖母マリア教会です。
レンガつくりのものとしては世界最大級で、美しいパイプオルガンや、からくり時計で有名です。


細長いことからその名前があるドゥーギ広場は、グダニスクの町のシンボルで、
ベネチアのサン・マルコ広場と並び賞されるほどに美しいといわれています。
広場の一角に建つ旧市庁舎は、現在グダ二スク歴史博物館となっており、
「赤の広間」と呼ばれる評議会室が、訪れた観光客を魅了します。
そしてネプチューンの噴水は、グダニスクの町の守護女神。
グダニスクっ子の待ち合わせ場所として人気です。


ドゥーギ広場の突き当たりには「緑の門」、そして「緑の門」を抜けるとモトゥワヴァ運河に出ます。


モトゥワヴァ運河の両側には、中世ハンザ同盟の時代を思わせる倉庫群が並んでおり、
内部は改装されてホテルや博物館などになっています。


港町グダニスクは、古くから諸外国との海洋貿易で栄えました。
運河沿いの三連に連なる倉庫群は、町の海洋博物館です。
ここでは古代から現代に至るまでの、町の貿易の歴史を知ることができます。
そして倉庫群の対岸には、中世の時代に建設された、高さ25メートルもの
巨大な木造クレーンがあり、この木造クレーンの内部も海洋博物館になっています。


旧市街西の三角屋根の建物は、中世から残る巨大な製粉所です。
1350年に造られ、二度の世界大戦の戦災を免れた中世ヨーロッパ最大規模のものです。
現在は内部が改装されて、近代的なショッピングセンターとなっています。



旧市街から少し足を伸ばすと......


第二次世界大戦勃発の地、ヴェステルプラッテ岬(Westerplatte)にでます。
1939年9月、ナチス・ドイツ軍がヴェステルプラッテのポーランド軍に侵攻、
ヨーロッパ中を戦場とする二度目の世界大戦の火花が切って落とされました。
現在この地には、平和を願う平和記念碑が建てられていて、
ナチス軍の急襲で破壊された廃墟が、現在、記念館として公開されています。

またグダニスク造船所(旧レーニン造船所)は、東欧民主化の原点となった場所です。
1980年、造船所の電気技師だったレフ・ヴァウェンサが労働組合「連帯」を結成、
ストライキを起こし、その十年後に、ポーランドは民主化、ヴァウェンサは大統領になりました。
このグダニスク造船所の入り口には、暴動で犠牲になった方々の追悼碑があり、
併設されている「連帯」記念館にて、当時の様子を詳しく知ることができます。


また市北部のオリヴァには、シトー修道会の教会があり、
毎年夏に開かれるオルガンリサイタルが観光客に人気です。

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ところでグダニスクは琥珀の名産地としても大変有名です。
バルト海沿岸地方(ポモージェ地方)は、世界的な琥珀の名産地で、
世界の琥珀生産量の8割以上を産出しています。
ポーランドの琥珀工芸は、最も古い民芸工芸のうちの一つです。
1477年、時のカジミエジュ4世によりグダニスクに琥珀職人養成のためのギルドが創設され、
以来、レベルの高い琥珀工芸が代々受け継がれていきました。


バルト海琥珀は、ポーランドのお土産として大変人気があります。
グダニスクの町には、いたるところに琥珀のアクセサリーを扱うお店があり、
日本では考えられないような安価で、良質の琥珀アクセサリーを買い求めることができます。


2006年6月には、ドゥーギ広場の一角に、ポーランド初の琥珀博物館が開館しました。
琥珀博物館には、世界各国の作家による琥珀アートが飾られており、
中でも重量2.5kgの世界最大の琥珀塊から作られた女性像は必見です。




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そのほかのツアーはこちらから

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現地記者:ヴァシレフスカ・サチコ
2003年東京大学大学院終了 生命科学修士
同年4月ポーランド人の夫と結婚、ポーランドに移住
ポーランドにてフリーライターとして活躍
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