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2006年11月15日
カテゴリー:ヨーロッパ・アフリカ | オランダ・ベルギー

オランダ・ベルギー/美術紀行

珠玉の名画をたどる旅
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 のどかな田園風景が広がるオランダ、中世の時をそのままにとどめるかのようなベルギー。この2つの国に育まれ、芸術に魂をささげた画家たち。彼らがその絵のなかに描いた、それぞれの文化をたどってみよう。
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ゴッホ・ひまわり/イメージ
ゴッホ・ひまわり/イメージ
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フェルメール・真珠の耳飾りの少女/イメージ
フェルメール・真珠の耳飾りの少女/イメージ
スペース 情熱の画家ゴッホの風景に出合う
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 オランダの寒村に生まれたゴッホ(1853〜1890年)。 37年という短い人生のなかで、画家として生きたのはたった10年ほど。 だからこそ、彼の絵は人生そのもの、魂を映し出す。オランダ時代の初期の作品には素朴な農民や静物が重い色彩で描かれ、パリ時代には印象派の影響から色彩が明るく変化。アルル時代にはよりいっそう鮮やかに。「実際に目に見えるものではなく、心が感じた印象を描く」とひたすらに情熱をかたむけ、あの『ひまわ り』を含め生涯に約2千点にもおよぶ作品を残した。
 オランダが生んだもう一人の巨匠、レンブラント( 1606〜1669年)。画家を志してアムステルダムに渡り、成功の階段を登る。『トゥルプ博士の解剖学講義』で世に認められ、あまりにも有名な傑作『夜警』は、世界3大名画のひとつに数えられる。
 いっぽう、生涯故郷デルフトで過ごしたのがフェルメール(1632〜1675年)。本業は画商であり、絵を描くのは趣味であったという説も。作品はわずか35点余りしか残っておらず謎が多い。「光の魔術師」とも呼ばれ、見事なまでに光と陰をとらえた色使いは、代表作『真珠の耳飾りの少女』を見れば一目瞭然。
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名作とともに生き続ける中世の名画
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 17世紀ベルギー、フランドル絵画の代表者であり指導者であるルーベンス(1577〜1640年)。あの悲しくも美しい物語『フランダースの犬』でネロ少年があこがれつづけた巨匠、といえば私たちにはよりわかりやすいかもしれない。芸術の中心イタリアへ渡り、後にアントワープへ戻り定住後、明るい色彩と躍動感溢れる宗教画を各地の寺院に残した。『フランダースの犬』の作者ヴィーダは、ネロの死とルーベンスの絵からあふれ出る生気のコントラストをこの名作の象徴として選んだのだろうか。
 空間の奥行きや物体の量感などの現実感を描き出すため、油絵の技法が急速に発展した14〜15世紀。当時活躍したのがフランドルの兄弟画家、ファン・アイク兄弟(兄:1336頃〜1426年、弟:1380頃〜1441年)だ。油絵の真価を正しく、高度に発揮させた最初の画家と言われている。有名な『神秘の仔羊』は、祭壇画の黄金時代であった当時最初の最優秀作品。写実主義を導入し新時代を築いた兄弟の功績が垣間見える作品だ。
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写真提供:ゴッホ美術館
写真提供:オランダ政府観光局
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