歴史に残る偉大なギリシャ人
最近、ギリシャの人気テレビ番組で、「メガリ・エリナス(Big Greeks)」という興味深いシリーズが終了しました。
この番組は、毎週一人、歴史に残る偉大なギリシャ人を取り上げ、その生い立ちや偉功を紹介してきました。そして、最終回には、その偉大なギリシャ人10人の中で、誰がNO.1にふさわしいか、パネルディスカッションで、それぞれの候補の擁護者が、熱い討論を繰り広げていました。その後、電話投票などにより、NO.1が決定されたのです。
さて、その最も偉大なギリシャ人10人とは??

1)カラマンリス (政治家) 現在の首相の叔父。長年に渡り首相、大統領など努め、ギリシャの西欧化政策を推進、経済成長に貢献。
2)アリストテレス (哲学者)プラトンの弟子。アレクサンダー大王の子供時代の家庭教師も務める。
後に、「リュケイオン」という学園設立し、ペリパトス学派と呼ばれた。
3)ベニゼロス (政治家) 1910年首相に就任、自由主義的な近代化政策を推進し、バルカン戦争では優れた外交手腕を発揮。アテネ国際空港の名前にもなっている。
4)カポディストリアス (政治家) ウィーン会議で活躍。ギリシャ独立戦争後、初代大統領に就任、国家統一に努めた。
5)プラトン (哲学者)ソクラテスの弟子。アテネ郊外に「アカデメイア」という学園を設立し、政治家を教育。著書に「国家」「饗宴」など。
6)ペリクリス (政治家)アテナイ帝国の軍事・外交政策、パルテノン神殿造営などで活躍した将軍。
7)パパニコラウ (医者) 婦人科の「PAP TEST」の開発者として、女性医療の向上に貢献。
8)コロコトロニス (政治家)ギリシャ独立戦争の英雄。
9)ソクラテス (哲学者)プラトンの師。著作はなく、プラトンの「対話篇」の主人公として登場し、哲学者としての言葉を残しているが、不明な点が多い。裁判により処刑。
10)アレクサンダー大王 前336~在位のマケドニア王。東方遠征により、インダス河畔まで達する大帝国を実現。
日本人になじみの深いのは、歴史の教科書にも登場する哲学者達とアレクサンダー大王、でしょうか。「パップテスト」というのは、女性ならご存じだと思いますが、これが、発明したギリシャ人医師の名前からきていることは、案外知られていないかもしれません。個人的には、オペラの女王「マリア・カラス」が入っていないのが不満でしたが・・・

さて、この10人のギリシャ人、社会への貢献度はいずれも高く、甲乙は付けがたいのですが・・・最終的にNO.1に輝いたのは、「アレクサンダー大王」でした!!東と西の融合が高く評価されているようです。折しも、ギリシャは欧州議会選挙が終わったばかり。選挙前は、道路を閉鎖して選挙活動や政治集会が行われたり、地元に戻って投票する人も多いため、学校まで休みになったり・・と大騒ぎでした。ギリシャ人の政治に対する関心は一般的に高いです。(といっても、今回の投票率は低かったのですが)アレクサンダー大王が選ばれたのは、「強いギリシャ、栄光のギリシャ」へのノスタルジーが現れているのでしょうか。
日本でこのような番組をやったら、誰が日本のNO.1になるのでしょう?その時の、国民の価値観が反映されるので、興味深いですね。
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現地記者:kiyomulan
2000年に渡航。ギリシャ人の夫と結婚。
現在はアテネ海外ウェディング・コーディネーター兼通訳を行っている。
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