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2008年05月13日
カテゴリー:ヨーロッパ・アフリカ | ギリシャ

ギリシャ「名前の祝日(オノマスティキ・ヨルティ)」

ギリシャでは、聖人にちなんだ名前が良くつけられます。通常、名前は、洗礼の時に、男の子は祖父の名前、女の子は祖母の名前をそのままもらうことになっているので、同じ名前が何代にも渡って継承されることになります。そして、ギリシャでは、各聖人を祝う名前の祝日(英語ではネームデー、ギリシャ語ではオノマスティキ・ヨルティ)がたくさんあり、自分の名前と同じ聖人の日は、誕生日よりも重要視されるのです。(祝日といっても休みになるわけではありません。)
親しい人のネームデーは、毎年ちゃんとカレンダーでチェックしておかねばなりません。というのは、この日には、パーティーをしたり、電話で「フロニャ・ポラ(おめでとう!)」と祝う習慣があるからです。ですから、こちらの手帳やカレンダーには、今日はどの聖人のネームデーかというのが書いてあるものが多いです。


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今年の4/28は聖ゲオルギオス、通称「ヨルゴス」のネームデーでした。英語風にいうと「ジョージ」ですね。ギリシャでは、ヨルゴスは、ヤニス、コスタス、などと並び、男性の名前としてはありふれたものの一つです。石を投げればヨルゴスに当たるという位の確率です!?そういえば、テレビのCMで、サッカースタジアムで誰かが「ヨルゴーーー!」と叫ぶと、10人位、パッと後ろを振り返った・・・というのがありました(笑)。女性の名前で多いのは、マリア、エレニなどでしょうか。何か予定を立てる場合でも、良くある名前のネームデーの日は、何かとイベントも重なりがちなので避けた方が無難です。聖人ではなく、神話の人物、古代ギリシャや過去の偉人にちなんだ名前もあります。ソクラテス、プラトン、などの哲学者の名前の人もいて、先人の印象が強すぎて名前負けしそう・・と人ごとながら心配になります。


このネームデーには、祝われる本人が、お菓子を皆に振舞うという習慣があります。だから、会社などでも、ありふれた名前のネームデーには、甘いものが氾濫します。祝われる人が振る舞う、というのは、日本と逆で面白いです。ギリシャのお菓子は、一般的に、日本のものよりもかなり甘いですから、ギリシャ人が太りやすいというのもうなずけますね。そして、ケーキ(甘い物)屋さんは、そういう需要があるので繁盛しているのです。


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現地記者:kiyomulan
2000年に渡航。ギリシャ人の夫と結婚。
現在はアテネ海外ウェディング・コーディネーター兼通訳を行っている。
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