ギリシャの肉料理
ギリシャには、宗教に関連して、肉を食べる日とか、シーフードを食べる日とか、チーズを食べる日などがあります。2月末から3月初旬までのカーニバルは、ギリシャ語ではアポクリエス、すなわち、「謝肉祭」の期間です。この期間中に、「チクノペンプティ」という肉を食べる日があります。
チクノペンプティというのは、「肉の焼く匂いのする木曜日」と訳されますが、今年は2月28日がその日に当たります。
それにちなんで、今日は、ギリシャの肉料理のご紹介です。このチクノペンプティには、肉専門のプシスタリアというレストランは満員となり、老若男女、みんな肉料理を楽しみます。特に、炭火焼きの肉は秀逸で、豚、牛、羊、鶏、山羊など何でもシンプルに炭火やオーブンで焼き、レモンやオレガノをかけて頂くのがギリシャ風です。日本と違い、ギリシャでは、羊、山羊、ウサギなども良く食べます。羊は、ギリシャ語ではアルニと呼ばれます。羊は臭いがあると思われがちですがそうでもなく、これがとてもおいしいのです。

また、パイダキャと呼ばれるスペアリブも、脂がのっていておいしいです。ヨーロッパでは珍しい臓物肉料理、ココレッチも名物です。これは、羊の腸やレバーを串にぐるぐる巻きにして炭火で焼いたもので、ほろ苦さと脂身が絶妙な組み合わせですが、好き嫌いは分かれるところです。

また、肉を串にさして焼く焼き鳥のようなスブラキと呼ばれる軽食、羊や豚肉をあぶって、薄くこそげとったものを、ピタというパンに巻いて食べるギロというものも、安くておいしいです。スブラキやギロは、レストランに行かなくても、ギリシャのファーストフード店で気軽に楽しめ、ちょっと小腹が空いた時などに便利です。
冬に最適な煮込み料理としては、挽肉をキャベツで包んだラハノドルマデス(ロールキャベツ)やユーバラキャ(肉団子のスープ煮)がお薦めです。どちらも、ギリシャ特有のアヴゴレモノソースというスープが特徴です。このスープは、オリーブ油、塩、コショウのスープに、溶き卵とレモンを混ぜ合わせて作るもので、他の料理にも良く登場します。日本人の口にも合う優しい味付けです。

トマト味の煮込み料理としては、牛肉のトマト煮のコキニストや、牛肉と小タマネギと一緒に煮込んだスティファード、米型のパスタと一緒に煮込んだユベチなどもおいしいです。
ビフテキというと、日本ではステーキのことですが、ギリシャでは挽肉で作ったハンバーグのようなもので、馴染みやすいです。

またケフテダキャという揚げ肉団子も、ほとんどはずれがありません。いずれも、日本のものよりは、ハーブの香りが強いのが特徴かもしれません。
海に囲まれたギリシャですが、シーフードは高く贅沢品です。肉料理はどれもおいしいので、色々試して頂ければ旅の楽しみも倍増することでしょう。
============================================================
現地記者:kiyomulan
2000年に渡航。ギリシャ人の夫と結婚。
現在はアテネ海外ウェディング・コーディネーター兼通訳を行っている。
============================================================











この記事に対してリンクしました、ということを相手に自動的に通知する仕組みで、ブログ(Blog)の機能のひとつです。相手側もトラックバックを確認することでそのリンク先を知ることができます。
なお、このサイトでは、【Movable Type】というウェブログツールを使用しております。
したがって、阪急交通社が保証する内容ではありませんので、あらかじめご了承ください。
そのため、一部のブログやサービスによってはトラックバックが出来ない場合もありますが、予めご了承ください。
リンクがない場合には、「HTTP error: 403 Throttled」として、トラックバックが張り付かない仕組みになっております。