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2008年02月12日
カテゴリー:ヨーロッパ・アフリカ | ギリシャ

ギリシャのカーニバル 「アポクリエス」

ギリシャの2月後半から3月初旬は、アポクリエスと呼ばれる謝肉祭のお祭り期間にあたります。このお祭りは、毎年日付が変わる移動祝祭なので、新しい年を迎えると人々は新しいカレンダーを買い、その年のアポクリエスとそれに続く復活祭の日付をチェックします。また、ギリシャ正教と他のキリスト教とでは、宗教行事に使用するカレンダーが違い、復活祭などの日付も異なることが多いので、旅行などを計画する時には注意が必要です。
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カーニバルとも呼ばれるこの期間は、今年は3月9日までです。その後、4月27日のキリストの復活祭(英語ではイースター、ギリシャ語ではパスハ)まで、キリストの死を悼む意味で、動物系の食物を口にしないニスティア(肉断ち)の期間になるため、その直前は「肉に感謝する期間―すなわち謝肉祭」となるわけです。特に、2月28日は、チクノペンプティ(肉の焼ける匂いのする木曜日)と呼ばれ、この日はほとんどのギリシャ人が肉を食べることになっています。ギリシャには、肉専門のレストラン(プシスタリア)が沢山ありますが、この日は超満員です。


アポクリエスの最後の週末(今年は3月8,9日)は、各地で仮面をつけたり仮装した人々のパレードなどが行われ、盛り上がりは最高潮に達します。パトラのカーニバルなどは、世界的にも有名です。アポクリエス最後の日曜日(今年は3/9)は、アテネ中心部、アクロポリス麓にあるプラカでは思い思いの扮装をした人でごったがえし、色とりどりの紙吹雪が舞い、ラッパや爆竹や花火などの音も賑やかで、深夜まで大変なさわぎになります。夜はお酒も入るので、楽しいのと共に、ちょっと危険なほどのお祭り騒ぎなので注意が必要です。
一方、この日の昼間のザピオン庭園(国会議事堂のすぐ横の公園)はうってかわって、かわいらしい仮装をした子供たちで一杯になり、見ているだけでも楽しいです。
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アポクリエスの思い出といえば、はるか遠い昔、友達と二人で、1ヶ月間、ヨーロッパ内を自由旅行したのですが、ギリシャにたどり着いた日がちょうどアポクリエスの最高潮の日で、道路は通行止めになり、バスから人の波の中に放り出され、坂の上のホテルまで重い荷物を引っ張りながら歩くはめになったのです。道は、人でごった返しており、いきなり、プラスチックのこん棒を持った人達が走ってきたと思ったら、何度も頭を殴られて、パニック状態に!
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この棒は道端でも良く売っており、それを手に、人の頭を叩きながら練り歩いている人がたくさんいたのです。おもちゃの棒ですが、思いっきり叩かれるとかなり痛い・・・そして、私は初めての地で右も左も分からず、両手に大荷物なので抵抗できなくて・・・極めつけは、スプレーのようなものをシューーーーーっとかけられ、体中白い泡だらけに!私は、催涙スプレーか何かだと思い、これで荷物も全部とられて、一巻の終わりだ・・・・と恐怖におののいて泣きそうになりました。しかし、幸い、それはただの遊びのスプレーで、数秒後には何もなかったかのように泡は消えてしまい、ただの悪ふざけだと分かって、本当にほっとしました。そして、やっとのことでホテルにたどりついた私たちは、荷物を放りだすと外に繰り出し、道端でそのこん棒を買い、リベンジの旅へと出かけたのでありました。あの時は、ここにお嫁に来るとは夢にも思わなかったですね。まさか、ギリシャ人と結婚してここに住むことになろうとは、なんという運命のいたずらでしょう・・・
アポクリエスが来るといつも、この遠い昔の出来事を思い出します。
この時期に旅行される方は、楽しいけれど、気を付けて下さいね。



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現地記者:kiyomulan
2000年に渡航。ギリシャ人の夫と結婚。
現在はアテネ海外ウェディング・コーディネーター兼通訳を行っている。
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