ギリシャの夏―― 昼寝と夜更かし
日本と違って、ギリシャでは昼寝の時間帯があります。(私企業などは、普通の9時―5時の就業形態です。)といっても、グーグー寝る人は少ないのかもしれませんが、いまだに2時頃から5時頃までは人の家を訪問したり、電話をかけたりするのは控える習慣があります。また、テレビやラジオ、ステレオの音を大きくかけたり、掃除機をかけるなんて、もってのほかです。外国人の友達が、それを知らないで2時過ぎに掃除機をかけたら、階下の人がすぐ文句を言いにきたそうです。店だって、デパートやスーパーなどを除き、その時間帯は、閉まってしまうんですよ。(火、木、金は、夕方5時から、また開きます。)
私がギリシャに引っ越してきたのも9月で、あの時は、あまりの暑さに眩暈がして、日中、10分も外にいると、暑さで歩けなくなってしまうほど軟弱でした。家具や電化製品などの買い物に出ても、すぐバテテしまって、あまりはかどりませんでした。

最近では熱波で40度以上になることがありますから、この昼寝の習慣は、きっと理にかなったものなんですね。そんな時には外に出ず、体力を温存しろという・・・新婚時代の当時、主人が良く「今日は昼寝をしたか?」と聞くので、「日本ではそんな習慣、あんまりないから、しないよ。」というと、どうしてもした方がいい言う・・・逆に、「今日は昼寝をした。」というと「ブラボー!」と褒められるので、皮肉か、おちょくられている気がしたものです。
そして、昼間、体力を温存した人々は、夕暮れ時から1日の第2部・・という感じで外に繰り出し、過ごしやすくなった夏の夜を楽しむわけです。夜の広場(プラティア)などは、もうわんさと人が集まり、子供達も夜9時10時まで平気で遊んでいたりします。ブランコなんか、順番待ちで、なかなか回ってきません。

そういう感じですから、夕食の時間も遅く、7時頃はまだタベルナ(食堂)もガラガラです。前に招待されたパーティーは、夜11時が始まりで、深夜にフルコースメニューで、びっくりしましたが、ギリシャではそういうことも珍しくありません。ギリシャ人は、胃袋もタフだなあと実感します。
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現地記者:kiyomulan
2000年に渡航。ギリシャ人の夫と結婚。
現在はアテネ海外ウェディング・コーディネーター兼通訳を行っている。
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